旧正月の連休中に韓国を襲った記録的な大雪。各地で交通麻痺が発生し、高速道路では多重事故が相次ぎました。今回は、その悲惨な事故の様子と、安全運転の重要性について改めて考えてみましょう。
スリップ事故の恐怖:高速道路で10台巻き込む玉突き事故
2024年1月27日、韓国・江原道の高速道路で衝撃的な事故が発生しました。帰省ラッシュと大雪が重なり、道路は渋滞していました。そんな中、雪でスリップしたとみられる高速バスが車列に突っ込み、10台もの車が巻き込まれる玉突き事故となりました。
高速道路でスリップしたバスが車列に突っ込む瞬間
事故の瞬間を捉えたドライブレコーダーの映像は、まさに恐怖そのもの。バスはコントロールを失い、次々と車に衝突していく様子が記録されています。この事故で、車の運転手やバスの乗客など9人が怪我を負い、病院に搬送されました。
吹雪の中、視界不良で多重事故:28台巻き込まれる大惨事
同日、慶尚北道でも悲劇が起こりました。激しい吹雪により視界が悪くなり、なんと28台もの車が絡む多重事故が発生。目撃者によると、「一台の車がスリップして回転し始め、その後次々と車が衝突していった」とのこと。想像を絶する光景だったことでしょう。
韓国気象庁によると、この日の積雪量は平年の数倍に達する地域もあったといいます。路面の凍結や視界不良など、雪道の運転は危険が伴います。特に高速道路では、スピードが出ているため、一度スリップすると大事故につながる可能性が高まります。
事故多発!安全運転の意識を高めよう
江原道と慶尚北道以外にも、同日韓国各地で雪による事故が相次ぎました。例えば、慶尚北道の別の場所では、乗用車1台とバス2台が衝突する事故も発生し、計35人が怪我を負い、うち2人が重傷を負いました。
これらの事故を受け、専門家は「冬期の運転は、普段以上に安全運転を心がけることが重要」と注意を呼びかけています。例えば、日本自動車連盟(JAF)のサイトでは、雪道運転の注意点として、以下の点が挙げられています。
- スタッドレスタイヤの装着
- 徐行運転
- 車間距離の確保
- 急ブレーキ、急ハンドル操作の回避
冬期の運転は、予期せぬ事態が発生しやすいことを常に意識し、安全運転を心がけましょう。
まとめ:雪道運転の危険性を再認識し、安全対策を万全に
今回の韓国での多重事故は、雪道運転の危険性を改めて私たちに突きつけました。スタッドレスタイヤの装着はもちろんのこと、速度を控えめにする、車間距離を十分に取るなど、安全運転を心がけることが大切です。
また、天候の急変にも備え、最新の気象情報を確認することも重要です。安全運転を心がけ、楽しいドライブを楽しみましょう。