マラウイという国をご存知でしょうか? アフリカ南東部に位置するこの小さな国は、「アフリカの温かい心」と呼ばれるほど穏やかで友好的な国民性で知られています。しかし、今、この美しい国は深刻な食糧危機に直面しています。干ばつ、洪水といった気候変動の影響とみられる災害が相次ぎ、国民の生活を脅かしているのです。
気候変動の脅威とマラウイの苦境
2023年以降、マラウイは未曾有の気象災害に見舞われています。サイクロンによる洪水、そして深刻な干ばつ。国連の報告によると、人口の約半分にあたる420万人以上が食糧不足に陥っているといいます。国民の8割が農業に従事するマラウイにとって、気候変動の影響は計り知れません。
干上がった田んぼを歩くマラウイの住民
貧困も深刻な問題です。2023年の1人当たり国民総所得(GNI)は約10万円相当。世界最貧国の一つに数えられるマラウイは、気候変動への対応に必要な資金や技術も不足しています。
国際社会の責任と日本の役割
国際社会は、マラウイのような脆弱な国々への支援を強化する必要があります。日本は長年にわたり、国際協力機構(JICA)を通じてマラウイへの支援を続けてきました。青年海外協力隊の派遣人数は世界最多を誇り、マラウイと日本の間には深い絆があります。気候変動対策においても、日本の技術や経験は大きな力となるはずです。
トランプ氏の「パリ協定」離脱とマラウイの未来
2025年1月、トランプ氏がアメリカ大統領に就任すると、真っ先に「パリ協定」からの離脱を宣言しました。地球温暖化対策への国際的な取り組みに背を向けるこの決定は、マラウイのような気候変動の影響を大きく受ける国々にとって、大きな不安材料となっています。
マラウイの風景
マラウイの農村部では、人々は不安な日々を過ごしています。「トランプは最低だ」という声も聞かれました。気候変動は、食糧危機だけでなく、子どもたちの未来をも奪おうとしています。
私たちにできること
気候変動は、遠い国の出来事ではありません。私たちの生活にも密接に関わっています。マラウイの人々の現状を知り、地球規模の課題に目を向けることが、未来への第一歩となるのではないでしょうか。食料廃棄を減らす、エコバッグを使う、再生可能エネルギーを選ぶなど、私たち一人ひとりができることから始めてみませんか? 国際協力や支援活動への参加も、大きな力となります。
マラウイの現状は、気候変動の深刻さを改めて私たちに突きつけています。地球を守るために、そして「アフリカの温かい心」を守っていくために、私たちは何ができるのか、真剣に考える必要があります。