Francois Murphy
[ウィーン 12日 ロイター] – オーストリアで次期政権樹立に向けた連立協議が12日、決裂した。親ロシアの極右政党、自由党(FPO)が主導する連立政権樹立に向け続けてきた協議が失敗に終わり、「極右」政権の発足はならなかった。
当初、自由党と保守派の国民党(OVP)は移民に対する強硬姿勢など多くの問題で見解が一致していたため、迅速な合意が見込まれていたが、自由党の要求を巡り調整がつかず、対立していた。
昨年9月の総選挙では、自由党が29%の得票率で第1党となっていたが、他の政党が自由党との連立政権樹立に否定的なため、同党は孤立していた。