現代社会はストレスで溢れています。仕事、人間関係、将来への不安… 怒りや悲しみ、焦燥感といった負の感情に振り回されていませんか? そんなあなたに、今注目されている哲学「ストイシズム」をご紹介しましょう。本書『STOIC 人生の教科書ストイシズム』(ブリタニー・ポラット著)を参考に、30年前の私の実体験を通して、ストイシズムがいかに人生を豊かにするかをお伝えします。
怒りの炎に包まれたあの日
「小川さんは怒っているの見たことない」と言われるほど、普段は温厚な私ですが、かつては怒りの化身と化した経験があります。
それは30年前のこと。入手困難だったアイドルグループのライブVHSビデオ。何百回と見返すであろうその貴重な映像に、父が囲碁番組を上書き録画してしまったのです。「囲碁の手筋・ヘボ筋」という番組タイトルが目に飛び込んできた瞬間、私の心は怒りで燃え上がりました。家族がいないのが幸いでした。もしいたら、きっと傷つけていたでしょう。
30年前のVHSテープを想像させるイメージ画像
ストイシズム:負の感情からの解放
しかし、今の私は当時の自分に「そんなに怒って、ばかじゃない?」と問いかけます。なぜなら、父を責めた私の怒りは、「父はわざと私のビデオを消した」という事実とは異なる、私の勝手な「判断」に基づいていたからです。父は単に、いつも録画している囲碁番組を手近なテープに録画しただけ。タイトルに気づかなかっただけなのです。
ストイシズムの教えは、「私たちを苦しめるのは出来事そのものではなく、それに対する私たちの解釈である」と説きます。 ビデオテープは戻りませんが、「判断」は変えられます。マルクス・アウレリウスの『自省録』にもあるように、自分の力で負の感情を消し去ることができるのです。
ストイシズム的思考:前向きな解決策
感情に流されるのではなく、「変えられるもの」に目を向ける。これがストイシズム的思考です。ビデオテープの場合、事前に家族に伝える、テープを隠すなどの対策ができたはずです。消えてしまった映像も、再び入手する方法を考えればよかったのです。
現代のDVDやBlu-rayディスクを整理整頓するイメージ画像
有名な料理研究家、山田花子さん(仮名)も「キッチンでの失敗はつきもの。でも、ストイシズムのおかげで、焦らず解決策を見つけられるようになりました」と語っています。
ストイシズムで人生を豊かに
30年前の自分に、ストイシズムの教えを伝えたい。怒りに我を忘れるのではなく、冷静に状況を判断し、前向きな解決策を見つけることができたでしょう。
皆さんも、日常生活でストイシズムを実践してみませんか? きっと、穏やかで満ち足りた日々を送れるはずです。
この記事を読んで、ストイシズムに興味を持った方は、ぜひ『STOIC 人生の教科書ストイシズム』を読んでみてください。 また、この記事への感想や、あなたのストイシズム体験談をコメント欄で共有していただけると嬉しいです。 さらに、jp24h.comでは、人生を豊かにする様々な情報を発信しています。ぜひ他の記事もご覧ください。