木山裕策さん、独立と同時にコロナ禍…「今度こそ終わった」と思った苦難の道のり

歌手として活躍する木山裕策さん。テレビ番組『千鳥の鬼レンチャン』への出演でさらに知名度を上げ、「細魚」の愛称で親しまれています。現在では順風満帆な歌手人生を送っているように見える木山さんですが、2020年の独立はコロナ禍と重なり、想像を絶する苦難の時期を経験されました。今回は、木山さんの独立秘話、そしてコロナ禍における苦悩と希望について迫ります。

会社員と歌手の二足のわらじ、そして独立を決意した理由

2008年に『home』でデビューし、一躍有名となった木山さん。しかし、その後12年間もの間、会社員と歌手の二足のわらじを履き続けていました。安定した生活基盤を築き、家族を支えるため、平日は会社員として働き、週末のみ歌手活動を行うという多忙な日々を送っていたのです。

50歳、人生の転機

木山さんが歌手活動に専念することを決意したのは、50歳という節目を迎えたことが大きなきっかけでした。「50代はやりたいことに挑戦したい」という強い思い、そして「歌中心の生活に切り替える最後のチャンス」という焦燥感が、彼を突き動かしました。

木山裕策さん木山裕策さん

長年温めていた「自分の曲を作りたい」という夢を実現するため、そして家族の理解と応援を得て、満を持して独立を決意したのです。独立への準備は入念に行い、将来への希望に胸を膨らませていました。

独立の喜びも束の間、コロナ禍の到来

いよいよ独立という新たなスタートを切った木山さん。しかし、その喜びも束の間、予期せぬ事態が彼を襲います。独立したまさにその日、新型コロナウイルス感染症のニュースが報じられ始めたのです。

緊急事態宣言、そして仕事ゼロの絶望

日本中に衝撃が走った緊急事態宣言の発出。この未測の事態は、エンターテイメント業界にも大きな影響を与え、多くのイベントが中止に追い込まれました。木山さんも例外ではなく、予定されていた仕事は全てキャンセルとなり、収入はゼロに。独立という大きな賭けに出た矢先に訪れたコロナ禍は、彼にとってまさに青天の霹靂でした。

「今度こそ終わった…」深い絶望感に襲われた木山さん。しかし、そんな中でも彼は希望を失わず、新たな道を模索し始めます。

まとめ

独立と同時にコロナ禍に見舞われ、「今度こそ終わった」と絶望の淵に立たされた木山裕策さん。しかし、彼は諦めませんでした。困難に立ち向かう彼の姿は、私たちに勇気を与えてくれます。次回、逆境を乗り越え、新たな道を切り開く木山さんの挑戦についてお届けします。