Doina Chiacu
[ワシントン 15日 ロイター] – トランプ米大統領は15日、自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「国を救う者はいかなる法律も犯さない」と投稿した。
同氏の行政権限を巡っては複数の訴訟が起こされているが、今後も抵抗を続ける意向を示したとみられる。
この言葉は、1804年にナポレオン法典を制定し、その後、皇帝となったフランスのナポレオン・ボナパルトのものとされており、民主党からは直ちに批判の声が上がった。
トランプ氏と長年敵対するカリフォルニア州のアダム・シフ上院議員は「本当の独裁者のような話しぶりだ」とXに投稿した。
トランプ氏は就任後、広範な行政権を主張。一部の訴訟では憲法で定められた議会の権限を侵害したと訴えられている。
トランプ氏は裁判所の判決を順守する意向を示しているが、側近はソーシャルメディアで一部の裁判官の弾劾を求めている。バンス副大統領は今週「(裁判官が)行政府の正当な権力をコントロールすることは許されない」とXに投稿した。