キム・セロンさん、23歳という若さでこの世を去りました。子役時代から活躍し、韓国映画界を牽引してきた彼女の突然の訃報に、多くの関係者やファンが悲しみに暮れています。この記事では、キム・セロンさんの輝かしいキャリアと、惜しまれつつこの世を去った彼女の軌跡を振り返ります。
キム・セロンさんの輝かしいキャリアを振り返る
キム・セロンさんは、2001年に雑誌『アンパン』のモデルとしてデビュー。わずか9歳で映画『旅人』(2009年)でスクリーンデビューを果たし、その類まれなる才能で注目を集めました。イ・チャンドン監督作品であるこの映画はカンヌ国際映画祭にも招待され、キム・セロンさんは韓国最年少女優としてレッドカーペットを歩きました。
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その後、映画『アジョシ』(2010年)でウォンビンと共演。誘拐された少女ソミ役を熱演し、その演技力は高く評価され、大韓民国映画大賞新人女優賞を受賞。子役スターとしての地位を確立しました。
数々の名作に出演、演技派女優としての成長
キム・セロンさんは、ドラマ『私の心が聞こえる?』、『お母さんが何だって』、『女王の教室』など、数々の話題作に出演。映画『ドヒヤ』(2014年)では、ペ・ドゥナと共演し、青龍映画賞歴代最年少新人女優賞を受賞するなど、演技派女優として着実に成長を遂げました。
映画評論家のパク・ソンホ氏(仮名)は、「キム・セロンさんは、子役時代から卓越した演技力で観客を魅了し、その後も様々な役柄に挑戦することで、着実に成長を続けてきました。彼女の才能は、韓国映画界にとって大きな財産でした」と語っています。
飲酒運転事故、そして突然の別れ
順風満帆に見えたキム・セロンさんのキャリアでしたが、2022年5月に飲酒運転事故を起こし、活動を自粛。復帰に向けて準備を進めていましたが、叶うことはありませんでした。
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ソウル城東警察署によると、2025年2月16日、キム・セロンさんは自宅で遺体で発見されました。警察は事件性はないとみて、詳しい死因を調べています。
惜しまれつつこの世を去った若き才能
キム・セロンさんの訃報に、多くの芸能関係者から追悼の声が寄せられています。女優のキム・オクビンは、自身のInstagramに菊の花の写真とともに「謹んで故人のご冥福をお祈りします」と投稿。俳優のキム・ミンチェも、映画『町の人々』での共演を振り返り、追悼の意を表しました。
キム・セロンさんの所属事務所であったゴールドメダリストも、「深い哀悼の意を表する。謹んで故人のご冥福を祈る」とコメントを発表しています。
23歳という若さでこの世を去ったキム・セロンさん。彼女の才能と輝きは、永遠に私たちの心に刻まれることでしょう。