《遺体が変わり果てている…》田村瑠奈被告の頭部損壊で遺族は“最後の対面”叶わず 父・修被告の弁護側は全面無罪を主張【ススキノ事件公判】


【写真】瑠奈被告が飲んでいた「目玉テキーラ」。他、事件があった202号室の見取り図など

 今回の裁判の冒頭では、検察官の代読により、遺族の意見陳述も行われた。Aさんの妻は、「もし警察が逮捕しなければどうなっていただろうと思います」と訴える。

Aさんの妻「残忍なことをした娘に対し、自らが何もできないならば、警察に突き出すのが人として最後にできることだと思います。通報もせず後悔もないのなら、もし警察が逮捕しなければどうなっていただろうと思います。次の犠牲者が出たかもしれません。

(瑠奈被告の)行為はひとりでできたわけではなく、全てにおいて両親のサポートがあってこそです」(検察官が代読した陳述より。以下同)

 Aさんの長男は、遺体が発見された直後の悪夢の日々を回想した。

 私は当時、犯人はすぐに逮捕されると信じていました。どうして殺されたのか知ることができて、体と頭がそろって弔うことができると思っていました。ですが、なかなか逮捕の知らせはなく、『捕まらないのでは……』という不安が頭をよぎるようになり、悪夢のような長い1日を繰り返していました」

 この長男は、Aさんの妻と同じく、瑠奈被告の犯行は両親のサポートがあったからこそ成立したと主張し、“できる限りの重い刑”を求めた。

Aさんの長男「『娘の言いなりではない』と言いながら、娘の行為を止めず、『すでに損壊されているから』と(遺体を)撮影し、通報しない。せめて早く通報していたら、父の頭部は早く帰ってきたはずです。

(逮捕されなければ、瑠奈被告は)少しでも言うことを聞かない相手をターゲットに事件を繰り返し、(両親)ふたりは容認し、協力していたと思う。娘を止めず撮影に協力していたのに、『何も知りません』『娘がひとりでやった』と言う。娘ひとりに罪を押し付けることをせず、過ちを認めるべきです。知らぬ存ぜぬで、責任を感じているように思えません。できる限りの重い刑を望みます」



Source link