2025年AFC U-20アジアカップで、早くも決勝トーナメント進出を決めた韓国代表。グループリーグ最終戦の相手は、因縁深い日本。2年前のU-17アジアカップ決勝での「誤審」による敗北の雪辱を果たすべく、若き太極戦士たちは闘志を燃やしています。
宿敵日本との再戦、勝利への強い決意
20日午後4時(日本時間)、中国深圳ユースピッチ1にて、韓国U-20代表は日本と激突します。すでに2連勝で勝ち点6を獲得し、決勝トーナメント進出を決めている韓国。一方、勝ち点4の日本は、決勝トーナメント進出を確実にするためには勝利が必要です。
韓国代表を率いるイ・チャンウォン監督は、選手たちに勝利への強い決意を植え付けています。2年前のU-17アジアカップ決勝での敗北は、選手たちの心に深い傷跡を残しました。今回の対戦は、その雪辱を果たす絶好の機会となるでしょう。
韓国U-20代表の練習風景
2年前の「誤審」の記憶、再び
2023年7月にタイで開催されたU-17アジアカップ決勝。0-0で迎えた前半44分、韓国DFコ・ジョンヒョンが不可解な判定で2枚目のイエローカードを受け退場処分。この判定が試合の流れを大きく変えました。直後のフリーキックから日本に先制点を許しましたが、このフリーキックもファウル地点よりかなり前で蹴られており、主審の判定には疑問が残りました。
さらに、後半にも韓国にPKが与えられるべき場面がありましたが、主審は笛を吹きませんでした。10人で戦う韓国は、最終的に0-3で敗北。この試合は、選手たちに大きなトラウマを残しました。
ユン・ドヨン選手の決意
当時U-17代表として出場し、現在U-20代表でも活躍するユン・ドヨン選手は、「あの時のショックは今でも忘れられない。日本戦は覚悟を決めて臨む。今回は必ず雪辱を果たしたい」と強い決意を語っています。彼の言葉には、チーム全体の思いが込められています。
韓国の勝利は日本の敗退に直結?
韓国が日本に勝利し、シリア(勝ち点1)がタイ(勝ち点0)に大勝した場合、日本はグループリーグ敗退となります。日本にとっては、まさに背水の陣。両チームにとって負けられない、重要な一戦となるでしょう。
注目の一戦、勝敗の行方は?
過去の対戦成績や現在のチーム状況を考えると、どちらが勝利するかは予測不可能です。しかし、韓国代表の選手たちは、2年前の悔しさをバネに、勝利への強い執念を燃やしています。熱い戦いが期待されるこの試合、ぜひ見逃さないようにしましょう。