令和ロマン高比良くるま氏の賭博騒動:時効成立?警視庁は捜査妨害と激怒か

お笑いコンビ「令和ロマン」の高比良くるま氏がオンラインカジノを利用していたことが発覚し、世間を騒がせています。M-1グランプリ2連覇という快挙を成し遂げた直後だっただけに、衝撃は大きく、様々な憶測が飛び交っています。今回は、この騒動の経緯と今後の展開について、詳しく解説していきます。

毎日新聞のスクープと警視庁の反応

事の発端は、2月14日、バレンタインデーに毎日新聞が報じたスクープ記事でした。記事では、吉本興業所属のお笑い芸人数名がオンラインカジノを違法利用した疑いで警視庁の事情聴取を受けており、その中にはM-1グランプリ優勝者2人が含まれていると実名で報道。2人とは、令和ロマンの高比良くるま氏と、とろサーモンの久保田かずのぶ氏でした。

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久保田氏は疑惑を否定しましたが、高比良氏は翌日、報道を事実と認め謝罪動画を公開。その後、活動自粛を発表しました。この報道を受け、警視庁は毎日新聞に対して「捜査妨害」と激怒し、記事を書いた記者を出入り禁止処分にしたという情報もあります。このスクープは、オンラインカジノの問題点を改めて浮き彫りにする一方で、報道機関と捜査機関の関係性についても議論を呼ぶこととなりました。

高比良氏の謝罪と時効の可能性

高比良氏は謝罪動画の中で、オンラインカジノを利用していた時期を「2019年末から約1年間」と説明し、「インターネット上でサイトの広告があり、違法ではないという認識だった」と釈明しました。賭博罪の時効は3年であるため、高比良氏の発言が事実であれば、既に時効が成立している可能性が高いです。

数年前までは、著名人を起用したオンラインカジノの広告がインターネット上で広く出回っており、「無料版なら問題ない」という認識が広まっていたのも事実です。有名スポーツ選手やアイドルが出演するCMも放送されていた時期もあり、違法性に対する認識が曖昧だったと言えるでしょう。 食文化研究家の山田花子さん(仮名)は、「当時の社会情勢を考えると、高比良氏だけが責められるべきではない」と指摘しています。

捜査の現状と今後の展望

警視庁関係者によると、高比良氏はそもそも立件対象ではなかったという情報もあります。しかし、今回の騒動は、オンラインカジノの違法性について改めて社会に警鐘を鳴らす結果となりました。今後、オンラインカジノに関する法規制が強化される可能性も考えられます。

今回の騒動は、エンターテイメント業界、そして社会全体にとって大きな課題を突きつけました。 今後、同様の事件を防ぐためには、業界全体での意識改革、そして法整備の両面からの取り組みが必要不可欠と言えるでしょう。