大麻取締法違反容疑で逮捕されたスノーボード・男子ハーフパイプの元五輪代表、国母(こくぼ)和宏容疑者(31)が大麻を密輸した疑いを持たれていることが6日、捜査関係者への取材で分かった。関東信越厚生局麻薬取締部が経緯などを詳しく調べている。
逮捕容疑は昨年、米国から国際郵便で大麻を送り、日本に密輸したとしている。捜査関係者によると、国母容疑者が6日午前、東京都千代田区の麻薬取締部に出頭し、逮捕されたという。
国母容疑者は高校生だった2006年にハーフパイプ日本代表としてトリノ五輪に出場して23位。10年のバンクーバー五輪では8位に入賞したが、公式スーツのズボンをずり下げた「腰パン」姿が物議を醸した。近年はプロスノーボーダーとして活動していた。