神奈川県厚木市の小田急小田原線の踏切で6月、電車が立ち往生した乗用車に衝突した事故で、厚木署は7日、過失往来危険の疑いで、乗用車を運転していた同県秦野市の女性会社員(28)を書類送検した。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
書類送検容疑は6月19日午後2時50分ごろ、乗用車で踏切内に進入して立ち往生し、新宿発小田原行き快速急行と衝突したとしている。
署によると、女性は車外に出て踏切の非常ボタンを押したが、間に合わず、衝突で先頭車両の一部が脱線した。「道路の道幅が狭かったので運転に集中していて、警報機の音に気付かなかった」と話している。
乗客3人が体調不良などで搬送されたが、いずれも程度は軽く、署に診断書を提出していない。