参院、参観者の撮影緩和 きっかけはN国・立花氏の撮影


 参院議院運営委員会は7日の理事会で、参院の撮影と録音に関する取り扱いを決定した。参院の参観者が認められていなかった本会議場の撮影などを可能とし、8日から適用される。決定はNHKから国民を守る党の立花孝志党首と立憲民主党の小西洋之参院議員の動画をめぐる“小競り合い”がきっかけで、参観者の撮影の緩和につながった。

 参院事務局によると、昭和58年の事務総長決定により、参観者は参観入り口のロビーと、国会前庭での撮影のみ認められていた。衆院は傍聴席から本会議場の静止画の撮影はできたが、参院は許可が必要だった。

 しかし、今回の決定では参観記念となるものについては許可を不要とし、参院も傍聴席からの本会議場の撮影が可能となり、動画の撮影もできるようにした。

 撮影・録音の対応を見直したのは、立花氏が小西氏の参院議員会館事務所に押しかけ、会館の廊下から撮影したことが背景にある。会館では廊下などの共有部分での撮影が認められておらず、小西氏側が議運委にルールの徹底を求めていた。

 議運委理事会ではルールの徹底に加え、「開かれた参院」に向けて参観者の撮影の緩和についても議論を進めていた。



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