トランプ米大統領が欧州連合(EU)に対する関税賦課を決めたとし近く発表すると明らかにした。
トランプ大統領は26日、ホワイトハウスで第2次政権初の閣僚会議を開催し記者らの質問にこのように答えた。関税率は25%になると話した。
これとともに現在猶予状態であるメキシコとカナダに対する新規関税を4月2日から課すと明らかにした。
トランプ大統領はまた、中国が武力で台湾を占領できないようにするかという質問に「私は絶対に言及しないだろう。私は私をその立場(台湾に対する防衛公約)に置きたくないため」と話した。
合わせてトランプ大統領はウクライナ戦争終戦交渉の核心要素であるウクライナの安全保障に米国は参加しないと明らかにした。トランプ大統領は「私は(ウクライナに対する)安全保障をしないだろう。われわれは欧州にそれをさせるだろう」と話した。
ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟に対しては「それは忘れる方が良い」として可能性を一蹴した上で、「私は多分それがすべてのことが始まった理由だと考える」とし、ウクライナのNATO加盟の試みがロシアの侵攻を誘導したという認識を示した。