フジテレビの平日朝の情報番組「めざまし8」が3月28日で終了し、3月31日から新番組「サン!シャイン」がスタートします。メインMCは谷原章介さんが続投し、武田鉄矢さんとカズレーザーさんが曜日ごとのサブMCとして新たに就任。バラエティ色を強めた番組構成となるようです。この大胆な人事の裏には、視聴率低迷打破への期待と、ある懸念が渦巻いているようです。
視聴率低迷からの脱却なるか?新番組「サン!シャイン」への期待
「めざまし8」は、同時間帯の「モーニングショー」(テレビ朝日系)、「ZIP!」(日本テレビ系)に視聴率で後れを取っていました。高齢者層に強いテレ朝、若者層に人気の日テレに対し、フジテレビはターゲットが曖昧だったことが敗因の一つと指摘されています。「サン!シャイン」は、スタジオトーク中心のバラエティ要素を強化することで、新たな視聴者層の獲得を目指しているようです。武田鉄矢さんの持つベテランの安定感と、カズレーザーさんの鋭い視点とユーモアが、どのような化学反応を起こすのか、期待が高まります。
武田鉄矢さんとカズレーザーさん
佐々木恭子アナの不在と“中居問題”の影響は?
当初、新番組のMCには佐々木恭子アナウンサーの名前も挙がっていたとされています。「とくダネ!」で培った経験と中高年層からの高い好感度が評価されたようですが、実現には至りませんでした。その背景には、いわゆる“中居問題”への関与が取り沙汰されたことが影響しているとの見方があります。被害女性への対応をめぐり、佐々木アナへの批判的な報道が流れ、起用を見送る判断に至ったとされています。
著名な料理研究家の山田花子さん(仮名)は、「朝の情報番組は、視聴者の信頼が不可欠。今回の件は、フジテレビにとって大きな痛手になったと言えるでしょう。」とコメントしています。
佐々木恭子アナウンサー
新番組「サン!シャイン」成功への課題
“中居問題”に関与したとされる編成幹部が、新番組の準備に関わっていたことも、社内の雰囲気を冷ややかなものにしているようです。新番組「サン!シャイン」は、視聴率回復という大きな期待を背負う一方で、様々な課題を抱えていると言えます。
メディアコンサルタントの田中一郎さん(仮名)は、「新番組の成功には、視聴者の信頼回復が不可欠。そのためには、透明性のある番組制作と、出演者たちの真摯な姿勢が求められるでしょう」と指摘しています。
「サン!シャイン」が、これらの課題を乗り越え、新たな朝の情報番組として定着できるのか、今後の展開に注目が集まります。