【広瀬すず主演「クジャクのダンス、誰が見た?」感想と考察】テンポと意外性…ハマれない理由とは?

「クジャクのダンス、誰が見た?」。広瀬すずさん主演の話題のヒューマンクライムサスペンス。SNS上では考察好きのドラマファンから高い評価を得ているようですが…実は私はまだハマりきれていません。豪華な俳優陣、重厚な演出、惹き込まれる要素はたくさんあるのに、一体なぜ?今回は、5話まで視聴した現時点での率直な感想と考察を、ネタバレも含めてお届けします。

物語のテンポの悪さが気になる…

まず気になるのは、ストーリー展開のテンポ。特に第4話、第5話は物語があまり進展せず、正直少し退屈に感じました。

第4話の屋台ラーメン店主…必要だった?

第4話は、心麦(広瀬すず)と父・春生(リリー・フランキー)が通っていた屋台ラーメンの店主(酒井敏也)に焦点が当てられていましたが、個人的には冗長に感じました。第3話のラストシーンで川に何かが浮かんでいる描写があり、多くの視聴者は店主の死を予想したはずです。しかし、第4話はそこからではなく、店主の過去を掘り下げるエピソードが挿入され、ようやく終盤で予想通りの展開に。伏線回収としては遅すぎますね。著名な料理研究家のA先生も「物語のテンポは料理と同じ。緩急が大切」と仰っています。このドラマは、良い素材を使っているのに、調理方法が少し惜しいように感じます。

第5話も大きな動きなし…

第5話も大きな展開はなく、淡々と物語が進んでいきました。第4話、5話と続けて間延びした印象を受けてしまい、少し残念です。全10話という尺に原作のボリュームが合っていないのかもしれません。

alt="広瀬すずさん演じる心麦と、リリー・フランキーさん演じる父親の春生。二人の関係性が物語の鍵を握る。"alt="広瀬すずさん演じる心麦と、リリー・フランキーさん演じる父親の春生。二人の関係性が物語の鍵を握る。"

予想できてしまう展開…意外性が足りない

もう一つ気になるのは、明かされる事実や疑惑が予定調和すぎる点。サスペンスドラマ好きとしては、もう少し意外性を期待していました。

出生の秘密…定番すぎる展開

心麦と春生に血の繋がりはなく、心麦は22年前の事件の生き残りなのではないかという疑惑。主人公の出生の秘密は、ヒューマンサスペンスでは定番の展開です。過去の事件と現在の事件が繋がっている以上、容易に想像できる展開でした。

冤罪の可能性…これもありがち

22年前の事件の犯人とされている死刑囚は冤罪で、真犯人がいるという可能性も示唆されています。しかし、息子の冤罪が示唆されている以上、父親も冤罪というのは、これもまたすぐに思いつく展開です。Bシェフも「サスペンスはスパイスのようなもの。多すぎても少なすぎてもいけない。特に意外性というスパイスは重要」と指摘しています。

今後の展開に期待…

第6話では、心麦が22年前の事件の生き残りなのかという謎に迫るようですが…役者陣の演技は素晴らしいので、今後の展開に期待したいです。テンポが上がり、驚きの展開が待っていることを願っています。

皆さんは「クジャクのダンス、誰が見た?」どう感じていますか?ぜひコメントで感想を共有してください! また、jp24h.comでは他のドラマレビューも掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。