28日に米ワシントンのホワイトハウスで会談したトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領は、記者団の面前でロシアへの対応などを巡り厳しい言葉の応酬を交わした。米当局者によると、ゼレンスキー氏は合意文書に署名せず、ホワイトハウスを後にした。
これについてキーウ市民からは「失望した」「米国のような同盟国を失うことは愚かだ」と、ゼレンスキー大統領の対応を批判する意見があった一方、「第3次世界大戦を賭けたギャンブルをしているのはウクライナではない。トランプもプーチンも信頼できないが、我々の大統領は信頼できる」とゼレンスキー氏を支持する声も聞かれた。
キーウ市民 アンジェリカさん
「我々は結果に失望している。この会議で前向きな結果が得られることを期待していた」
学生 ピョートルさん
「協定が署名されていないことが最も辛い。関係がどんなに悪くても、米国のような大切な同盟国を失うのは本当に愚かなことだ。協定が署名されていたら、言葉は単なる言葉のままだっただろう。協定を結び米国が鉱物資源取引に参加すれば、関係を安定させるだろう。だが今はとても不安だ」
ビジネスコンサルタント オクサナさん
「第3次世界大戦を賭けたギャンブルをしているのはウクライナではない。むしろ我々はこのゲームで交渉材料として利用されている可能性が高い。しかし我々は必ず乗り越える 支援があってもなくても我々は強い精神を持つ国民だからだ。トランプもプーチンも信頼できないが、我々の大統領は信頼できる。それには疑いの余地はない」