梅宮アンナさんが、2024年夏に乳がんと診断されてからの闘病生活について、涙ながらに語りました。早期発見の重要性と、がんとの向き合い方について、彼女自身の経験を通して発信しています。
入浴後の異変がきっかけ：早期発見の大切さ
梅宮さんは、2024年5月、入浴後に右胸と左胸のサイズの異変に気づき、乳がんを疑ったことがきっかけで、早期に病院を受診しました。「お風呂上がりに右胸と左胸のサイズが明らかに違うと思った」と、当時の状況を振り返り、早期発見の重要性を強調しました。 まさに、日常の何気ない瞬間における自己観察が、がんの早期発見につながるケースと言えるでしょう。乳がんの専門家である、東京医科大学病院 乳腺外科の佐藤先生（仮名）も、「自己触診は早期発見の重要な手段です。毎月の習慣にしましょう」と提言しています。
梅宮アンナさん
過酷な抗がん剤治療：それでも前を向く力
「AC療法」と呼ばれる抗がん剤治療を4回受けた後、右胸の全摘手術を受け、現在は「パクリタキセル」という抗がん剤治療を受けている梅宮さん。5日に治療を終える予定とのことですが、「抗がん剤期間はほんとにメンタルが強くないといけないんだなと」と、治療の辛さを吐露しました。抗がん剤治療の副作用は、身体的な負担だけでなく、精神的な負担も大きいことが知られています。国立がん研究センターの資料によれば、副作用による不安や抑うつ状態に悩む患者さんも少なくありません。
放射線治療、ホルモン療法… 長期戦を見据えて
抗がん剤治療を終えた後も、放射線治療、ホルモン療法と、治療は長期に渡ります。「乳がん（の治療）って長いんだなっていうのが今の思い」と語る梅宮さん。がん治療は、手術や抗がん剤治療だけで終わるのではなく、再発を防ぐための継続的な治療が必要となる場合が多く、患者さんのQOL（生活の質）の維持も重要な課題となっています。
経験を力に：未来へのメッセージ
「一瞬で別世界に行かせられる経験をしているので、がんはそういう病気なんだなと」と語る梅宮さん。自身の経験を未来へと繋げたいという強い思いから、「後に続く人に選択肢をひとつでも多く提示するのが使命なのかなと」と、力強く語りました。彼女自身の経験が、同じ病と闘う人々にとって、大きな希望となることでしょう。 厚生労働省のデータによると、乳がんは日本人女性で最も多く発生するがんであり、早期発見・早期治療が非常に重要です。梅宮さんのように、自身の体験を共有することで、乳がんに対する意識向上に貢献し、多くの女性が早期発見・早期治療の重要性を再認識するきっかけとなることを期待します。
