X(旧Twitter)で世界的な大規模障害発生!イーロン・マスク氏、国家関与のサイバー攻撃を主張

X(旧Twitter)が10日、世界的に断続的なサービス障害に見舞われました。本記事では、障害の概要、イーロン・マスク氏の主張、専門家の見解などを詳しく解説します。

世界規模でアクセス障害が発生、ユーザーに混乱広がる

10日、世界中のXユーザーがアクセス障害を経験しました。障害追跡サイト「ダウンディテクター」によると、米東部時間午前中のピーク時には、米国だけで3万9000人以上のユーザーがアクセスできない状態に陥ったと報告されています。この数字はユーザーからの報告に基づいているため、実際の影響はさらに広範囲に及んでいる可能性があります。

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イーロン・マスク氏、大規模なサイバー攻撃を主張

Xのオーナーであるイーロン・マスク氏は、今回の障害について、大規模なサイバー攻撃が原因であるとの見解を示しました。マスク氏は自身のXアカウントで、「Xは日常的に攻撃を受けているが、今回は非常に多くのリソースを投入した組織的な攻撃だった。大規模な組織や国家の関与が疑われる」と述べています。

専門家の見解は?DoS攻撃の可能性と発信元IPアドレスの謎

インターネットインフラに詳しい関係者によると、Xは繰り返しDoS(サービス拒否)攻撃を受けていたとのことです。DoS攻撃とは、大量のアクセスを集中させることでサーバーを過負荷状態にし、サービスを停止させる攻撃手法です。

マスク氏はFOXビジネス・ネットワークのインタビューで、サイバー攻撃の発信元IPアドレスはウクライナ地域だと主張しました。しかし、業界筋によると、発信元IPアドレスの大部分は米国、ベトナム、ブラジルなどで、ウクライナからの不正トラフィックはごくわずかだったと指摘しています。DoS攻撃は、関連するIPアドレスから攻撃者を追跡することが困難であることが知られています。

ウクライナ情勢との関連性は?

マスク氏はトランプ前米大統領と同様に、ロシアの侵攻に抵抗するウクライナに対して厳しい姿勢を示しています。9日には、スターリンクの遮断はウクライナの前線を崩壊させるとの投稿も行っていました。今回の障害とウクライナ情勢との関連性は不明ですが、今後の動向が注目されます。

Xの今後の対応に注目

今回の大規模障害は、Xのセキュリティ対策の脆弱性を露呈する結果となりました。今後のXの対応、そして再発防止策に注目が集まります。

まとめ:Xの大規模障害、サイバー攻撃の脅威を改めて浮き彫りに

今回のXの大規模障害は、サイバー攻撃の脅威がますます深刻化していることを改めて示す出来事となりました。インターネットサービスの安定的な運用には、強固なセキュリティ対策が不可欠です。Xの今後の対応、そして世界的なサイバーセキュリティ対策の強化に期待が寄せられます。