【モスクワ、キーウ共同】ロシア国防省は11日、昨年8月からウクライナ軍の越境攻撃を受けるロシア西部クルスク州で12集落を奪還したと発表した。9日にも4集落の奪還を発表しており、トランプ米政権のウクライナへの軍事支援停止と並行してロシア軍の攻勢が加速、ウクライナ軍の劣勢が鮮明になってきた。
ロシア国防省の発表によると、奪還面積は100平方キロ以上。奪還したと主張する12集落はウクライナ軍が司令部を置くクルスク州スジャの北郊や東郊に位置する。
ウクライナ軍のシルスキー総司令官は10日、クルスク州での劣勢を認めた。北朝鮮の歩兵がロシア軍に加わり、戦闘に参加しているとも指摘した。