オンラインカジノの闇:その魔力にハマる理由とは?

オンラインカジノが世間を騒がせています。芸人、プロ野球選手と様々な分野で問題が明るみになり、その「闇」に注目が集まっています。手軽に始められる一方で、依存症のリスクも潜むオンラインカジノ。今回は、実際にハマってしまった経験を持つA氏(仮名)の体験談を通して、その魔力の実態に迫ります。

なぜオンラインカジノにハマるのか?

A氏は40代の会社員。スポーツ観戦が趣味で、格闘技ジムにも通っていたというA氏がオンラインカジノに足を踏み入れたのは、2023年の春。インターネットでたまたま見かけた広告がきっかけでした。当初はカジノにさほど興味はなかったものの、「スポーツベット」の存在を知り、状況は一変します。

スポーツベットの魅力

「スポーツベット」とは、野球、サッカー、格闘技など、様々なスポーツの試合結果を予想して賭けるシステム。スポーツに詳しいA氏にとって、これは大きな魅力でした。早速アカウントを作成し、100ドルを入金。最初の賭けは格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 5」。自身の知識を活かし、見事的中させ、元手は3倍に膨れ上がりました。

RIZIN LANDMARK 5のポスターRIZIN LANDMARK 5のポスター

この成功体験がA氏をさらにオンラインカジノの世界へと引き込みます。次に目をつけたのは日本のプロ野球。デーゲームとナイトゲームがある日は、朝から晩まで賭けに没頭する日々が始まりました。

情報収集と分析への傾倒

A氏は、より確実に勝つために、スポーツ新聞を読み漁り、インターネットで情報収集を始めます。野球のデータ分析に熱中し、まるでプロの野球記者のような知識を身につけていきました。

オンラインカジノの危険性

A氏のように、最初は軽い気持ちで始めたオンラインカジノにのめり込んでしまうケースは少なくありません。手軽にアクセスできること、そして「勝てるかもしれない」という期待感が、人々を惹きつけます。しかし、その裏には大きなリスクが潜んでいます。

依存症の危険

オンラインカジノは、ギャンブル依存症に陥りやすい環境です。24時間いつでもどこでもアクセスできるため、時間や場所を問わず賭け続けることが可能。気づけば多額の借金を抱えてしまうケースも少なくありません。「公益社団法人 ギャンブル依存症問題を考える会」のような支援団体も存在しますが、まずは自身で依存症の危険性を認識することが重要です。

法的な問題

日本では、オンラインカジノは違法です。賭博罪に問われる可能性もあるため、安易に手を出すべきではありません。警察庁のウェブサイトでも注意喚起が行われています。

警察庁のウェブサイト警察庁のウェブサイト

まとめ

A氏の体験談は、オンラインカジノの魔力と危険性を示す一例です。手軽さの裏に潜む依存症や法的リスクを理解し、安易に手を出さないように注意しましょう。もし既にオンラインカジノにハマってしまっている場合は、専門機関に相談することをお勧めします。