キム・セロンさんの訃報から約1ヶ月。彼女の早すぎる死を悼む声とともに、生前抱えていた苦悩が徐々に明らかになっています。この記事では、残された情報からキム・セロンさんが直面していた厳しい現実、そして知られざる葛藤に迫ります。
借金問題と元事務所との確執
キム・セロンさんは2022年5月の飲酒運転事故で多額の損害賠償金を背負い、経済的に困窮していたことが報じられています。元所属事務所ゴールドメダリストは、肩代わりした賠償金の返済を求める内容証明を送り、法的措置も辞さない姿勢を見せていました。 Dispatchが入手した内容証明書によると、その額は7億ウォン(約7,000万円)。キム・セロンさんはカフェでアルバイトをするなどして返済に努めていたものの、到底一括返済できる金額ではなく、分割での返済を申し出ていました。
キム・セロンさん
キム・スヒョンさんへのSOS
追い詰められたキム・セロンさんは、俳優キム・スヒョンさんに助けを求めるメッセージを送っていました。遺族の証言によると、二人は2015年から2021年まで交際していたとのこと。公開されたメッセージには、「訴訟だけは避けてほしい」「時間をください」と切実な訴えが綴られています。
熱愛説の真相と最後の砦
キム・スヒョンさんへのメッセージを送った数日後、キム・セロンさんは自身のSNSにキム・スヒョンさんとの親密な写真を投稿。セルフ熱愛説として話題になりましたが、キム・スヒョンさんからの反応はなく、この行動は最後の砦さえも失ったキム・セロンさんの焦りの表れだったのかもしれません。ゴールドメダリストは、写真は過去に同じ事務所に所属していた頃に撮影されたもので、キム・セロンさんの意図は不明だと説明しています。
キム・セロンさんのSNS投稿写真
住民の証言:孤独な苦悩
Dispatchは、キム・セロンさんが生前住んでいたマンションの住民の証言も報じています。住民によると、キム・セロンさんは階段に座り込んで泣いている姿が度々目撃され、手首には傷もあったとのこと。若くして大きな苦悩を抱えていた彼女の孤独な姿が浮き彫りになります。
賠償への努力と突然の別れ
報道によると、キム・セロンさんは車を売却したり、資産を処分するなどして、2億ウォン(約2,000万円)以上を賠償に充てていたことが明らかになっています。限られた状況の中で、最大限の努力をしていたにも関わらず、彼女は力尽きてしまいました。
子役から期待の星へ、そして悲劇的な結末
2000年生まれのキム・セロンさんは、子役としてデビューし、映画「アジョシ」での演技で一躍注目を集めました。将来を嘱望された若手女優の突然の別れは、韓国芸能界に大きな衝撃を与えました。
まとめ:キム・セロンさんの早すぎる死を悼んで
借金問題、元事務所との確執、そして支えを失った孤独感。キム・セロンさんは様々な苦悩を抱えながら、懸命に生きようとしていました。彼女の早すぎる死は、私たちに多くのことを考えさせます。心よりご冥福をお祈りいたします。