アメリカのルビオ国務長官が南アフリカの駐米大使を「歓迎しない」とSNSに投稿しました。「好ましくない人物」として国外退去を求めた可能性があります。
14日、アメリカのルビオ国務長官は自身のSNSに「南アフリカの駐米大使はもはや歓迎されない」と投稿しました。
さらに、エブラヒム・ラスール駐米大使を名指しして「人種問題をあおる政治家で、アメリカとトランプ大統領を憎んでいる」として、「彼と話し合うことはなく『ペルソナ・ノン・グラータ』とみなす」と書き込みました。
「ペルソナ・ノン・グラータ」とは「好ましくない人物」の意味で、外交上「駐在する外交官を拒否する通告」とされていて、ルビオ氏がラスール大使に国外退去を求めた可能性があります。
アメリカのニュースサイト「ブライトバート」は、ラスール大使がヨハネスブルクのシンクタンク向けに行った講演で「トランプ氏が白人至上主義運動を主導している」と語ったと報じていました。
ルビオ氏の投稿を受けて南アフリカ大統領府は遺憾の意を示し、確立された外交的手続きを取るように求めたうえで「アメリカとの互恵関係の構築に引き続き尽力する」と声明を出しました。
テレビ朝日