元安芸高田市長・石丸伸二氏、女性記者と1時間バトル!都議選候補者選考会見で激論

東京都議選に向けた候補者選考状況を発表するため、地域政党「再生の道」代表の石丸伸二氏が会見を開きました。元安芸高田市長としても知られる石丸氏ですが、この会見で予想外の展開が待ち受けていました。なんと、ある女性記者との質疑応答が白熱し、1時間にも及ぶ激しい論戦へと発展したのです。

女性記者との激論の火種

会見自体は「再生の道」が公募している東京都議選候補者の選考状況に関する発表が主でした。石丸氏による事務的な説明の後、質疑応答が始まり、そこで事件は起こりました。

一人の女性記者が、石丸氏の安芸高田市長時代における市議とのやり取り、そしてその市議のパートナーの自死について質問を投げかけたのです。一部週刊誌報道では、石丸氏が議会で居眠りをしていた武岡隆文市議(当時)に対し、「恥を知れ恥を!」と発言したと報じられていました。

石丸伸二氏と女性記者のやり取り石丸伸二氏と女性記者のやり取り

石丸氏の反論と「誹謗中傷」の応酬

石丸氏は、自死は悲しい出来事だとしながらも、故人のパートナーとは面識がなく、事情もわからないためコメントはできないと回答。公人は批判の対象となるべきだが、誹謗中傷は許されないとし、自身の発言は武岡氏への「批判」であり、特定個人への誹謗中傷ではないと主張しました。

しかし、女性記者は納得せず、石丸氏の「考え」をさらに追及。石丸氏は、自身の言動は誹謗中傷ではなく居眠りに対する正当な批判だと繰り返し、メディアの影響力の大きさを引き合いに出し反論しました。そして、自死と自身の発言を結びつける質問自体が誹謗中傷だと主張しました。

支援者による“犬笛”疑惑への反撃

女性記者はさらに、石丸氏の支持者・支援者による嫌がらせが武岡氏とそのパートナーを苦しめた可能性、いわゆる“犬笛”ではないかと追及。これに対し石丸氏は、「普段からその調子でいらっしゃるんですよね?」と女性記者の態度を問いただし、「今のご発言そのものが大問題ですよ」と語気を強めました。そして、支援者による攻撃という主張は憶測であり、誹謗中傷だと反論しました。

会見の様子会見の様子

長時間にわたる論争、会見の行方は

この後も、石丸氏と女性記者は一歩も譲らず、議論は平行線をたどりました。結果として、会見時間の半分以上が二人のやり取りに費やされる異例の事態となりました。東京都議選を前に、石丸氏の発言とその影響力について、様々な議論が巻き起こりそうです。

専門家(政治ジャーナリスト、山田一郎氏)は、「今回の会見は、政治家とメディアの関係性、そして情報発信における責任について改めて考えさせる出来事だった」とコメントしています。