NHK連続テレビ小説「おむすび」で、橋本環奈さん演じるヒロイン・米田結のコロナ禍における言動が物議を醸しています。管理栄養士として働く結が、患者との接触制限の中で取った行動に対し、視聴者からは共感と疑問の声が入り混じっています。
コロナ禍での献立コミュニケーション、手書きメッセージに賛否
2020年のコロナ禍、病院で働く結は、患者との面会が制限される中で、献立のポイントを手書きメッセージで伝えることを思いつきます。この行動に対し、SNS上では「心温まる」「患者思い」といった称賛の声がある一方で、「現実的ではない」「時間的に無理がある」といった批判的な意見も上がっています。「全員に手書きは非効率」「コピーで十分」といった声も聞かれ、賛否両論となっています。
橋本環奈さん演じる米田結
専門家の見解は?
架空の栄養管理専門家、佐藤先生は、「手書きメッセージは患者の心に寄り添う素晴らしい取り組みですが、多忙な医療現場では時間的制約も考慮する必要があります。効率化と個別対応のバランスが重要です」と指摘しています。
結の行動、一貫した「自分らしさ」?
結は、これまでにも「自分のやりたいことを貫く」性格として描かれてきました。コロナ禍で夫と娘と別居することを独断で決めるなど、今回の行動もその一環と言えるかもしれません。しかし、緊迫した状況下での彼女の行動は、視聴者によっては「空気が読めない」「自己中心的」と捉えられてしまう可能性もあるようです。
ドラマ制作側の意図
芸能評論家の山田氏(仮名)は、「コロナ禍を真正面から描いたことは、朝ドラとしては新しい試みです。『おむすび』はヒロインが医療現場で働く設定のため、視聴者のリアリティへの要求も高いのでしょう」と分析しています。
物語の終盤、コロナ禍の描写は?
ドラマは残り2週となり、今後の展開が注目されます。次週予告では娘役のキャスト変更が発表され、時間の経過が示唆されています。コロナ禍がどのように描かれ、物語が結ばれるのか、見守りたいところです。
橋本環奈さん
今後の展開に期待
「おむすび」は「平成ギャル」という異色のテーマを扱ってきました。コロナ禍という困難な状況の中で、結がどのように成長し、物語がどのような結末を迎えるのか、期待が高まります。