ダウンタウン松本人志の新サービス「DOWNTOWN+」始動:期待と過去の教訓

11月1日から提供が開始されるダウンタウンのインターネット配信サービス「DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)」の事前登録が始まり、公式サイトへのアクセスが殺到し認証コードが届きにくい状況となるなど、大きな反響を呼んでいます。この新たな挑戦は、日本のお笑い界を牽引してきた松本人志氏(62)の次なる一手として注目を集めています。

ダウンタウン松本人志氏、新たな挑戦への表情ダウンタウン松本人志氏、新たな挑戦への表情

「DOWNTOWN+」の豪華コンテンツと熱狂的な反響

「DOWNTOWN+」では、松本人志氏が教授、バイきんぐ・小峠英二氏が助教授を務める“未知なる笑いの実験”番組「松本教授の笑いの証明」をはじめ、「大喜利GRAND PRIX」「7:3トーク」「実のない話トーナメント」「ダウプラボイス」「Money is Time」など、多彩な企画が用意されています。さらに、黒夢やSADSで活躍するロックミュージシャン清春氏の参戦も発表され、ネット上では「松ちゃんと小峠さんのコンビは面白いに決まってる」「松ちゃんと清春の組み合わせが最高」「予告編に映った松ちゃん、ブランク感ゼロ!」といった期待の声があふれています。

有料配信サービスへの識者の冷ややかな視線

その一方で、この有料配信サービスに対しては、著名な識者から懐疑的な見方も示されています。実業家のひろゆき氏は「有料は修羅の道」と述べ、会員数がいずれ減少していくと予測。音楽プロデューサーでエイベックス会長の松浦勝人氏も自身の経験から「プラットフォームは大変」「松ちゃんも普通に考えたらむずいよね」と、運営の難しさを指摘しています。また、“オタキング”こと評論家の岡田斗司夫氏も、「(松本は)復活はすると思うんだけども、感性がズレてるのが分かってフェイドアウトして別の場に行く」と、松本氏の未来について独自の予想を展開しています。

松本人志の「失敗の歴史」が示す過去の教訓

松本人志氏には、これまでも期待値が高まりすぎて「失敗」に終わったと評される過去があります。テレビ関係者によると、1997年に人気番組「ごっつええ感じ」が終了した後、番組の打ち切りが相次ぎ、最初の低迷期を迎えたといいます。松本氏はプロ野球中継による番組差し替えへの不満から降板を決意したと語り、翌年には自ら丸刈りになるなど、「笑いの求道師」としてのイメージを確立しました。しかし、その後のバラエティー番組「わらいのじかん」はわずか1年で終了。2001年の特番「ものごっつええ感じスペシャル」も世帯視聴率が9%台にとどまり、松本氏の「神通力」に陰りが見え始めた時期として記憶されています。

まとめ

「DOWNTOWN+」の始動は、松本人志氏にとって新たな挑戦であり、多くの期待とともに過去の経験から得られる教訓を背負っています。事前登録の殺到は初期の熱狂を示していますが、有料配信という「修羅の道」において、識者の指摘する課題や過去の「失敗」を乗り越え、いかに持続的な成功を収めるかが問われるでしょう。この新サービスが、お笑い界にどのような影響を与えるのか、今後の展開に注目が集まります。