【台風19号】上陸1カ月、宮城県丸森町で被災者ら黙祷





台風19号の被害を受け1ヶ月が経つ丸森町。12日正午となり授業を一時止め、黙とうを捧げる金山小学校6年生の児童ら=12日午後、宮城県丸森町の丸森小学校(納冨康撮影)

 台風19号が上陸してから1カ月となる12日、多くの犠牲者が出た宮城県丸森町では同日正午にサイレンを鳴らし、町民らが黙祷(もくとう)をささげた。町によると現在も約200人の町民が避難所生活を余儀なくされている。

 避難所となっている同町立丸森小学校の体育館でもこの日、被災者らが黙祷をささげた。先月13日から同校に身を寄せているという佐藤光行さん(80)は「経験したことがないような恐怖感に襲われた」と振り返った上で、「人生でもうこのような経験をすることもないだろう。自宅の再建を願っている」と語った。

 家族6人で避難所での生活を送っている女性(77)は「今までこのような台風に襲われたことはなかった」。さらに、「この1カ月、自宅の片付けをしてくれたボランティアには感謝の気持ちでいっぱいだ」と話した。



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