2025年10月19日午後、東京・渋谷区で開催されたガールスカウト日本連盟主催の「ガールズメッセ2025」に、秋篠宮ご夫妻の次女である佳子さまがご出席されました。式典では、「ガールスカウトは長年にわたり、少女たちが自分らしく輝き、よりよい社会を創ることを目指して活動してこられました。そのような努力が実を結び、ジェンダー平等を含むよりよい社会が実現することを願っています」とのお言葉を述べられ、全国の女子生徒たちによる活動報告に笑顔で拍手を送られました。式典後には、地域の防災イベントを企画した受賞者たちと懇談し、「とても大事な取り組みをされたと感じました」と直接お声がけになるなど、熱心に交流されました。この日の佳子さまの装いは、その優雅さから大きな注目を集めましたが、ここ数ヶ月、佳子さまの公務におけるファッションは、国民の間でさまざまな議論を巻き起こし、その変化に多くの視線が注がれています。
「ガールズメッセ2025」での佳子さまの装い:清楚な水玉ワンピース
「ガールズメッセ2025」にご出席された佳子さまは、白地に大きめの水玉模様があしらわれた長袖のロングワンピースをお召しでした。首元のボウタイとスカート部分のプリーツがデザインのアクセントとなり、全体的にふんわりとした柔らかなシルエットが印象的でした。アクセサリーには赤い輪島塗のイヤリングを、そして足元には同色の赤いパンプスを合わせられ、統一感のある上品なコーディネートを披露されました。
「ガールズメッセ2025」での佳子さま、水玉ワンピースが注目を集める
ファッション誌のライターによると、この水玉ワンピースは、アパレルブランド「PINKY&DIANNE(ピンキー&ダイアン)」から税込4万9500円で販売されていたものと見られ、佳子さまは今年6月のブラジルご訪問の際にも着用されていました。水玉模様は佳子さまがお好みのデザインの一つであるようで、他にも半袖タイプの水玉ワンピースを複数お持ちであることが知られています。この清楚で愛らしい水玉の装いには、ネットやSNS(旧X)上で「清楚でかわいい」「水玉路線なのかな?」「普通の人では着こなせないと思います」といった称賛の声が多数寄せられました。
注目を集めた“ロイヤルブルー”のワンピースとSNSでの議論
一方で、佳子さまの公務における装いが国民の間で大きな話題となったのは、これだけではありません。記憶に新しいのは、10月8日に滋賀県彦根市で開催された「第79回国民スポーツ大会」の総合閉会式でお召しになったロイヤルブルーのワンピースです。このエレガントなワンピースは、ウエストから裾にかけて立体的なプリーツが幾重にも重なるようにデザインされており、佳子さまの気品あふれる雰囲気を一層際立たせていました。実は、この同じワンピースは、9月6日に執り行われた悠仁さまの成年式に伴う私的な祝宴でも着用されていたとされています。
「国民スポーツ大会」の総合閉会式では、その鮮やかな色彩が“琵琶湖カラー”として注目を集めましたが、写真の角度によっては、胸元に施されたダーツ(縫い目のひだ)が目立ち、「ボディラインがくっきり見える」「ご公務に相応しくない」といった意見が一部のネットユーザーやSNS上で議論を巻き起こしました。この論争は10月11日には一部週刊誌でも取り上げられるなど、広がりを見せました。
国民の意見を受けて?公務での「装いの変化」
こうした国民の声が広がる中で、佳子さまのご公務におけるお召し物に“変化”が見られるとの指摘が上がっています。前述のファッション誌ライターは、ブルーのワンピースをめぐる騒動以降、佳子さまの装いがボディラインを強調しない、ゆったりとしたシルエットを選ぶ傾向にあると分析しています。
具体的には、10月10日に京都市の京都高島屋で開催された「第72回日本伝統工芸展」をご鑑賞の際には、オフホワイトのセットアップをお召しになり、桜がデザインされた和柄のスカーフをボウタイ風に合わせることで、伝統的な美意識とモダンな要素を融合させた装いを披露されました。さらに、10月12日に日本テニス選手権の男子シングルス決勝戦をご観戦の際には、よりフォーマル感のあるツイード素材のセットアップをお選びになっています。そして、先の「ガールズメッセ2025」で着用された水玉のロングワンピースも、ゆったりとしたシルエットが特徴であり、身体のラインを控えめに見せるデザインが選ばれていることが分かります。
皇室ジャーナリストが語る佳子さまのファッション戦略
皇室ジャーナリストは、こうした佳子さまの装いの変化について、深い考察を述べています。佳子さまも他の女性皇族方と同様に、ご公務のお召し物はTPO(時、場所、場合)に合わせて慎重にお選びになっているものと拝察される、と指摘。特にアクセサリーは、ご訪問先の地域の伝統工芸品をお選びになることが多く、先のブルーのワンピースも滋賀県のイメージに合わせて選ばれた可能性が高いと推察されています。
しかし、ロイヤルブルーのワンピースをめぐる論争は、SNSだけでなく多くのネットニュースで取り上げられ、国民の幅広い層の目に触れることとなりました。このことから、佳子さまご自身も、ご自身のファッションに関する報道や国民からの意見を十分に把握されている可能性があると見ています。佳子さまのお召し物は、公務のたびに国民の大きな注目を集め、時に「佳子さま売れ」と呼ばれるほどの社会的な影響力を持っています。最近のご公務での装いに変化が見られるのは、佳子さまが国民から寄せられた様々な声を踏まえ、ご自身の装い選びや着こなしにおいて“軌道修正”を図られている表れなのかもしれません。
国民の声を真摯に受け止め、自身の公務における役割と品位を保ちつつ、ファッションを通じてメッセージを伝えようとする佳子さまの姿勢は、今後も多くの関心を集めることでしょう。