平成を駆け抜けたギャル魂と、令和の栄養士ライフ。橋本環奈さん主演のNHK連続テレビ小説「おむすび」は、いよいよ3月28日に最終回を迎えます。しかし、残りわずか10話となった今も、物語の着地点が見えず、視聴者からは様々な声が上がっているようです。
管理栄養士としての活躍は?描かれぬ成長過程に物足りなさ
「おむすび」は、橋本環奈さん演じる米田結が、ギャル文化に影響を受けながらも栄養士として成長していく物語。令和に入り、2023年12月を舞台にした第24週(17日〜)が放送されています。
しかし、結が管理栄養士として働く姿は十分に描かれているとは言えず、視聴者からは物足りなさの声も。管理栄養士試験への挑戦や新人時代の苦労、日々の業務内容など、栄養士としての成長過程が省略されていることが、物足りなさの原因の一つかもしれません。
橋本環奈さん演じる米田結
ギャルマインドと栄養士、どちらがメインテーマ?
「ギャル要素が朝ドラに合わない」という声もありましたが、結や姉の歩(仲里依紗さん)を通して描かれる“ギャルマインド”は、困難に立ち向かう力強さを表現しており、物語の重要な要素となっています。
一方で、栄養士としての描写は薄く、メインテーマとして機能しているのか疑問視する声も。コロナ禍の描写は詳細に行われていますが、物語全体のバランスを欠いているという指摘もあります。
専門家の見解は?栄養士の役割をもっと深く掘り下げてほしい
有名料理研究家のA氏は、「栄養士は人々の健康を支える重要な存在。ドラマを通して、その役割や魅力をもっと深く伝えてほしい」と語っています。栄養バランスの大切さや食育の重要性など、栄養士だからこそ伝えられるメッセージを期待している声は多いようです。
おむすびのワンシーン
最終回に向けて、視聴者の期待は高まる
最終回まで残りわずか。「おむすび」はどのような結末を迎えるのでしょうか?栄養士としての結の成長、そして彼女を取り巻く人々との関係性など、見どころはまだまだたくさんあります。最終回に向けて、視聴者の期待は高まるばかりです。