トヨタGR、ハイブリッド化で欧州市場制覇へ!燃費とパワーの両立を実現?

GRヤリスをはじめとするトヨタの高性能スポーツカーブランド「GR」が、ハイブリッド化に向けて大きく舵を切ろうとしています。欧州の厳しい排出ガス規制に対応しつつ、GRシリーズならではの力強い走りを維持できるのか? jp24h.comが最新情報をお届けします!

ハイブリッドシステム搭載で環境性能と走りの楽しさを両立

トヨタは、新開発のターボチャージャー付き4気筒エンジンをベースとしたハイブリッドパワートレインをGRシリーズに搭載する計画を進めています。次世代スポーツカーには、排気量2.0Lバージョンが採用される見込みです。

GRヤリスGRヤリス

この新型エンジンは、既にミドシップコンセプトモデル「GRヤリスMコンセプト」で実証済み。過酷な負荷テストにも耐えうる耐久性を備えているとのこと。プラグインハイブリッド(PHEV)とマイルドハイブリッド(MHEV)の両方に対応できる柔軟性も魅力です。

GRエンジニアの山田寛之氏によると、新型エンジンはピストンのストロークを短くすることで小型軽量化を実現。ハイブリッドシステムの搭載による重量増加を最小限に抑えることに成功したそうです。

「このエンジンは、将来のハイブリッド車だけでなく、モータースポーツにも活用できるポテンシャルを秘めています。GRモデルの燃費向上にも大きく貢献するでしょう」と山田氏は自信をのぞかせます。

400馬力!?新型エンジンのポテンシャル

報道によると、市販モデルの最高出力は約400馬力に達するとのこと。GRヤリスの現行モデル(1.6Lターボ、280馬力)を大幅に上回るパワーを実現する可能性があります。

GRヤリスMコンセプトGRヤリスMコンセプト

ハイブリッド化は、欧州市場における販売台数増加にも繋がるでしょう。現在、GRヤリスは厳しい排出ガス規制により販売台数が制限されています。トヨタ英国部門の責任者であるスコット・トンプソン氏は、GRブランドの重要性を強調し、ハイブリッド化によって英国への割り当て台数が増える可能性を示唆しました。

モータースポーツ由来の技術でGRブランドを強化

トヨタは以前からGRモデルへのハイブリッドシステム搭載を検討していました。副社長兼CTOの中嶋弘樹氏は、ハイブリッドシステムは環境性能だけでなく、スポーティなクルマにも適していると語っています。

GRヤリスMコンセプトで試されたミドシップエンジン方式も市販モデルへの採用が検討されています。しかし、GRヤリスMコンセプトはまだ改良の余地があるとのこと。例えば、長いコーナーでの荷重移動時のコントロール性など、課題も残されているようです。

自動車評論家の佐藤一郎氏(仮名)は、「GRヤリスMコンセプトは、次期MR2の開発車両である可能性も高い。ミドシップレイアウトを採用することで、よりピュアなスポーツドライビングを実現できるだろう」と分析しています。

まとめ:GRの未来に期待!

ハイブリッド化によって、GRシリーズは環境性能と走りの楽しさを高次元で両立する可能性を秘めています。今後のGRブランドの展開に、ますます期待が高まります!