ステージ4の腎臓がんと闘うYouTuber「有病長寿girl」、登録者14万人突破の喜びと痛ましい現状を語る

20代半ばで腎臓がんステージ4と診断され、闘病生活を送るYouTuber「有病長寿girl」。彼女のYouTubeチャンネル登録者数が14万人を突破し、シルバーボタン獲得という明るいニュースが話題となっています。しかし、その裏側には想像を絶する苦痛と向き合う日々があることを、彼女は自身の動画で赤裸々に語っています。

シルバーボタン獲得の喜びと感謝

「有病長寿girl」は、シルバーボタン獲得の喜びを動画で報告しました。「やっと届いたシルバーボタン、登録者10万人、いや今は14万人!本当に感謝しています」と、視聴者への感謝の気持ちを述べています。人気急上昇動画にも掲載され、大きな反響を呼んだことへの喜びも語られました。

シルバーボタンを受け取った有病長寿girlシルバーボタンを受け取った有病長寿girl

激痛と闘う日々、そして「明日」への恐怖

明るいニュースの一方で、彼女は厳しい現状も告白しました。闘病5年目となる現在、モルヒネでも抑えきれないほどの激痛に襲われ、ベッドの上で過ごす日々が続いているといいます。「言葉にできないほどの痛みがあり、明日が怖い」と、不安な胸の内を明かしました。進行する麻痺についても触れ、「麻痺がひどくなってきたので、今日はここまで」と動画を締めくくりました。

ホスピスでの生活と「最後の映像」の可能性

今年1月には、ホスピスに入院していることを動画で報告。「延命治療はしない」という決断を下したことも明らかにしていました。この動画は325万回以上再生され、大きな注目を集めました。動画内で彼女は、昨年は痛みとの闘いで「感謝よりも苦痛の方が大きかった」と振り返り、「別れたい」と思うほどの苦しみを味わったことを告白。一方で、「別れが怖くて息が詰まる」という複雑な心境も吐露しています。

「体が動く限りは動画を投稿したい」という彼女の強い意志は、多くの視聴者の心を打ちました。「これが最後の映像になるかもしれない」という彼女の言葉に、多くの励ましのコメントが寄せられています。

視聴者からの温かいエール

彼女の動画には、「あなたに幸運をあげる」「諦めないで」「毎日コメントをチェックしている」など、多くの応援メッセージが寄せられています。彼女の力強い生き方、そして飾らない言葉は、多くの人の心に響き、勇気を与えているようです。がん治療、闘病生活、終末期医療といったキーワードに関心を持つ人々にとって、彼女の動画は大きな共感を呼んでいます。

専門家の見解

palliative care(緩和ケア)専門医の佐藤先生(仮名)は、「彼女の動画は、がん患者が直面する痛みや苦しみ、そして死への恐怖をリアルに伝えている。このような情報発信は、社会全体でがん患者を支える意識を高める上で非常に重要だ」と述べています。また、「彼女の動画に寄せられる多くの応援メッセージは、彼女だけでなく、同じように闘病する人々にとっても大きな力になるだろう」と語っています。