歴代首相による商品券配布問題、自民党内で常態化か?

自民党の石破茂議員による商品券配布問題が波紋を広げる中、岸田文雄前首相や菅義偉元首相も在任中に商品券を配っていたことが明らかになり、波紋が広がっています。jp24h.comでは、この問題の背景や今後の展開について詳しく解説します。

岸田前首相、菅元首相も商品券配布を認める

石破議員に続き、岸田前首相も在任中に自民党議員に商品券を配っていたことが判明しました。党関係者によると、議員が政務官や副大臣に就任すると首相公邸に招かれ、岸田氏の事務所関係者から菓子と商品券が入った紙袋が手渡されていたとのことです。岸田氏の事務所は取材に対し、「会合は法令に従い適正に行っている」と回答するにとどまりました。

岸田文雄前首相と菅義偉元首相岸田文雄前首相と菅義偉元首相

菅元首相の事務所も「手土産を差し上げたことはあるが、法令の範囲内で適正に行っている」と文書で回答。コロナ禍で会合が制限されていた時期以外でも手土産を贈っていたことを認めました。一方で、麻生太郎元首相の事務所は商品券配布を否定しています。

第二次安倍政権でも商品券配布の証言

複数の自民党関係者は、第二次安倍政権でも商品券が配られていたと証言しています。ある中堅議員は、政務官就任時に安倍晋三元首相から公邸での会食に招かれ、10万円分の商品券を受け取ったと語りました。これらの証言から、自民党内で金品を渡す行為が常態化していた可能性が浮上上しています。

野党は追及を強化、公明党からも苦言

立憲民主党の野田佳彦代表は「構造的に根深い問題」と指摘し、国会で首相を追及する考えを示しました。公明党の岡本三成政調会長も「慣習化されていたら不適切」と苦言を呈し、歴代首相の説明責任を求めました。

内閣支持率の推移内閣支持率の推移

今後の展開は?

今回の商品券配布問題は、政治資金規正法違反の疑いも指摘されており、今後の捜査の行方が注目されます。 政治倫理の観点からも厳しい批判が予想され、自民党への逆風となる可能性も否めません。 jp24h.comでは、引き続きこの問題の最新情報をお届けしていきます。