愛子さまが11月27日、映画『ペリリュー 楽園のゲルニカ』を鑑賞した時に持っていた黒のハンドバッグが思わぬ注目を集めている。宮内庁担当記者は言う。
「大切そうに手元に握っていたのは年季の入った黒のバッグでした。ドイツ発祥の高級レザーバッグブランド・MCMのものなのですが、実はこれは雅子さまの”おさがり”のバッグだそうです」(宮内庁担当記者)
ご成婚に際し、天皇(当時・皇太子)のイギリス留学時代の友人から雅子さまへ贈られたバッグだという。
「雅子さまは大変お気に入りで、これまで何度も公務で使用されてきました。雅子さまと愛子さまは仲が良く、バッグに限らず、小物やアクセサリーも共有されているため、今回も愛子さまが使う流れになったのではないか」(前出・宮内庁担当記者)
宮内庁に愛子さまが持っていたバッグは雅子さまからのおさがりかを問うと「ご質問については、回答を差し控えさせていただきます」(総務課報道室)との回答だった。
「水がもったいないから止めなさい」
皇族の間で”おさがり”を受け継ぐ文化は、決して珍しいものではない。
「美智子さまは、雅子さまが皇室に入られた際に、ご自身が使っていたルビーの指輪を受け継がせました。愛子さまは成年式の時に、叔母にあたる黒田清子さんのティアラを譲り受けています。良いものを大切に、長く使い続ける。その文化と精神が、皇室には脈々と流れている」(前出・宮内庁担当記者)
別の宮内庁記者は、愛子さまの節約への強い思いを感じたエピソードがあるという。
「陛下が皇太子時代、歯を磨く時に水道の水を流しっぱなしにしていたら、当時小学生だった愛子さまから『水がもったいないから止めなさい』と言われた、と笑ってお話しされていたのです。すでに幼い頃から節約精神を美智子さまや雅子さまから受け継がれていたのでしょう」(前出・宮内庁担当記者)
愛子さまの持ち物や行動ひとつひとつに、皇室に受け継がれる”思い”と”絆”が静かに息づいていた。






