米国「韓国に払った代金を返してもらう」「清算しよう」 完全に終わったな…
米国と韓国の防衛費交渉で、”実費清算”なる単語が出てきて不穏な空気になりつつある。これまで韓国に対して支援した結果として残された様々なアセットについて、一部を韓国側が”補償”すべきという話だ。これらすべてを含めた結果50億ドルという金額が出てきたという。韓国側は当然拒否する姿勢を見せているが、米国側が“補償”の単語を持ち出した背景などを考えればこれから何が起こるか想像するのはたやすい。
「防衛費、案件ごとに清算しよう」…米国が韓国に提案
11/12(火) 10:20配信 朝鮮日報日本語版
現在進んでいる韓米防衛費分担金特別協定(SMA)交渉で米国側が、従来の防衛費分担金とは別に、韓半島の安全保障のため提供する一部のアセット(資源)の金銭的代価を案件に応じて韓国に請求、受領する「実費精算(expense reimbursement)」方式を提案したことが11日までに分かった。これまでSMAに基づいて受領してきた人件費・軍事建設費・軍需支援費の3項目のほかに、韓半島の安全保障と直結する軍事活動費・維持費などを「プラスアルファ」で韓国に要求したいというのだ。情勢により作戦の回数などが違うこともあり得るため、「アルファ」の規模は流動的だ。米国は、SMAで定められている防衛費分担金に軍事活動費アルファを付して総額50億ドル(現在のレートで約5500億円。以下同じ)水準を期待しているという。だが韓国の交渉チームは「SMAの枠組みを脱した要求は受け入れられない」と難色を示したという。
韓国政府の中心的関係者などによると、米国側は先月末までに開かれた2度のSMA交渉で、「払った代金を返してもらう」という意味の「reimburse(補償)」の概念を韓国側に説明したという。米国は韓国防衛のため同盟として多大な寄与を行っているので、そのうち一部を韓国が金銭で補償してくれるべき、というわけだ。米国側のジェームズ・デハート交渉代表は、ミサイル防衛システムのような先端兵器の運用など、米軍の具体的な寄与の項目を提示したという。
米国側はこの過程で、従来の分担金以外の防衛費分担を「概算契約(cost reimbursement contract)」もしくは「実費清算」の形の事後清算方式でやろうと提案したという。この方式は、あらかじめ費用を算出できない場合、後で実際に支出した費用を確認して清算する。友邦間の防衛産業契約の際、しばしば適用するという。例えば米軍が、在韓米軍の一部部隊をローテーション配備するのにかかった費用を、事後に韓国側へ請求できるということだ。
米軍は「迅速機動軍化」戦略に基づき、有事の際に海外へ速やかに派遣して任務を遂行できるよう、海外駐留兵力の一部をローテーション配備している。これにより在韓米軍も、陸軍と空軍の一部部隊の兵力を6-9カ月単位で米国本土の兵力とローテーションで配備しているが、その費用は米国が負担してきた。米国側は、ローテーション配備の費用だけでなく、韓米合同演習の際の一部費用、在韓米軍で勤務する米国人軍属や家族の支援費用も一部分担してほしいと要求した-と伝えられている。こうした費用請求がSMAとは別途になされることもあり得るという立場だという。
これに対し韓国の交渉チームは「在韓米軍の駐屯費用の分担を定めるSMA交渉の趣旨から外れている」として「SMAの枠組み内で交渉すべき」と反対の立場を鮮明にしたと伝えられている。また交渉チームは「米国の要求は雇い兵方式であって国民的同意を得難く、国会での批准も受けられないだろう」と米国側を説得していると伝えられている。韓国政府は今年初めの第10次SMAにおいて、韓国側の分担金1兆389億ウォン(約972億円)で妥結した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191112-00080051-chosun-kr
韓国が一部を”補償”すべきと米国
アメリカ軍の駐留費用は、47億ドルで確定したんですよね?韓国は、まだ受け入れてないんですか?
今回の記事ではその内訳が少し詳しく明らかにされている。従来の人件費や軍事費の他に、韓国に支援したことで残されてきたアセット、つまり資産の一部を韓国側が”補償”すべきだということでその金額になったというわけだ。
「補償」という事は、韓国側に何かまずい点があったって事ですよね?
いやまあ、これまで多大な貢献をしてきたのに韓国は特に米国にお返しをしてないだろ?というだけの話だと思うが。トランプの言い分そのままだよ。韓国は同盟国として米国の利益にさほど貢献できていないというわけ。
「実費清算」というのは、どういう意味なんですか?
“実費精算”なwww
と思ったが朝鮮日報がその書き方をしているのに今気付いた。似た漢字だが意味が著しく異なる。朝鮮日報もついに愛国日報レベルのミスをやらかしたか…。
朝鮮日報の誤字脱字は、わざとのような気がします!
普通は会社で使われる単語で、すでに従業員が仕事の一環で支払った費用を、レシートなどに基づいて後で会社から振り込んでもらうようにする仕組みだ。同じように、米国として支払った結果生じた資産についてレシートを用意する形で韓国に請求しようとしているわけだ。
じゃあ、ボクが仕事の一環でマウスを買って、そのレシートをとっておけば、後で黒井さんに請求できるって事ですか?
俺はワトソン君のバックオフィス担当ではないがなwww
在韓米軍の費用として、かかった金額を後で請求するなら、普通だと思います!韓国は、それを受け入れないんですか?
むしろ今までローテーション配備の費用まで米国が負担していた方がおかしいよな。韓国側はSMA合意の枠組みじゃないという言い分で拒否しているが、それこそ米国側の気持ちを理解してないという話になる。
韓国が適当な部分で譲歩するも苦しい
これに関連する報道として出てきたのが、米国と韓国がある枠組みで合意したという話だ。
米国の強い要求で…韓米、「域内海上交通路安全保障」に合意
11/12(火) 17:06配信 中央日報日本語版
韓米国防当局が米国の要請で「域内海上交通路(SLOC)の安全を保障する」という内容が盛り込まれた「未来韓米同盟国防ビジョン(未来ビジョン)」をまとめたことが分かった。未来ビジョンは15日にソウルの国防部で開かれる第51回韓米定例安保協議(SCM)で鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官とエスパー米国防部長官に報告された後、公開される予定だ。「海上交通路の安全」が明示されたことで、今後、米国が主導する「航行の自由作戦(FONOP)」が韓米間の敏感懸案に浮上すると予想される。また海上交通路の安全は50億ドルにのぼる米国側の防衛費分担金引き上げ要求と重なり、米国が韓国に対して寄与を要求する分野になる見通しだ。
・・・
また韓米は未来ビジョンに「韓半島平和プロセス(北朝鮮非核化)が進展して北朝鮮の脅威が減っても在韓米軍は駐留を続ける」という趣旨を盛り込むのに同意した。防衛費分担金交渉などで韓国内で在韓米軍の縮小・撤収に対する不安感が高まる中、これを緩和するためと解釈される。しかし在韓米軍縮小・撤収のような重大決定はトランプ大統領の意志に左右されるだけに限界があるという指摘だ。
・・・
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191112-00000044-cnippou-kr
ええっ?在韓米軍は駐留を続ける?それじゃ、ダメじゃないですか!
あくまでも“未来ビジョン”だからな。これは韓国が防衛費47億ドルを出す前提で、なおかつトランプが撤収の決定を出さなかった場合のビジョンであっていつでも変わる可能性があるってわけだ。しかも合意がなされたのは米韓の当局間であって、今後エスパー国防長官らの承認を経て公開されるという話だね。
じゃあ、まだ何とも言えない段階なんですね・・・。エスパー国防長官が韓国を説得するのって、確か今日ですよね?
だったかな?15日頃まで韓国にいるという話だったと思うが、それに伴う形でこういう合意がなされるという話だろう。韓国としては少しでも米国に譲歩できる部分は譲歩して、その代わり防衛費をまけてもらうかGSOMIA破棄について容認してもらう姿勢だと思う。
具体的には、何を合意したんですか?よく分からないんですけど・・・。
むしろ海上交通路の安全確保費用として47億ドルの中に含まれかねないよね。韓国としては米国の言うことを聞いたんだから金額を減らしてくれということだろうが、たかがこの程度の合意で47億ドルをチャラにするのは難しいだろう。何しろ米国では国防権限法が成立しそうにないからな。
アメリカとしては、お金を出せるなら出すんですよね?でも、それが出せないから問題になってるんだと思いました!
トランプがいくら撤収をしたいと言っても議会がそれを承認しなければ無意味だ。だが議会が国防権限法不成立で機能不全に陥るとすれば話は別だ。トランプとしても自分の思い通りの主張を日本や韓国にできるというわけだ。
日本については、防衛費の引き上げで合意できたっていう報道を見ました!アメリカ軍の議長か誰かが、日本に感謝していたと思います。
当然だ。日本の安全保障に米軍は必要不可欠だから、数千億円の費用なんて惜しまずに出して駐留を続けてもらうことになる。だが韓国はその数千億円が原因で安全保障を台無しにすることになるわけ。文在寅政権は財政出動はするくせにたかが47億ドルも出せない状況に陥ってしまっている。
結論:米国は韓国との関係を”実費清算”したがっている
それは、外貨で要求されてるからでは?アメリカ軍への支払いは、ドル単位ですよね?
まあな。だが韓国政府に外貨が不足しているとはいえ、さすがに47億ドルが出せないということはないと思う。文在寅政権の支持層が米軍にお金を出すなと言っているのが一番の原因だろう。政治的事情により韓国は防衛費交渉で一切譲らないはずだ。
アメリカとしては、韓国がジーソミア破棄に踏み切れば、ますます防衛費の圧力を強めますよね?もう遠慮しなくなる気がします!
その辺りの様子をネットユーザーの反応を見つつ確かめながら締めようか。
ネットユーザーは、ジーソミア破棄が、逆に防衛費引き上げの口実にされるんじゃないかと言ってますね・・・。アメリカとしては、実は日韓のジーソミアはそこまで重要視してなくて、防衛費の方がメインじゃないかって。
まあ確かに口実にしようとしている可能性は大きいよね。だがGSOMIA破棄で日米韓の枠組みが消滅することになれば、もはや韓国に軍を置いておく意味がなくなるというのもまた事実だ。なぜなら在韓米軍は在日米軍がいなければ機能しないからだ。
日本にいるアメリカ軍は、よく後方部隊だって言われますよね!日本と韓国の関係が悪くなったら、確かに連携も難しくなる気がします。
そう。つまり在韓米軍は日本との連携ありきで駐留している。韓国はこの点について理解が乏しい。韓国に駐留させる部隊単独で朝鮮戦争を乗り切るには、韓国はあまりにも敵地から近すぎるんだよ。よって韓国が防衛費を払えない前提で在韓米軍撤収の準備を進めるだろう。”補償”とか”実費清算”という単語が出てきている時点で米国は韓国との関係を”清算”したがっているというのは自ずと分かるよね。これが今回の結論だ。米国が韓国に“手切れ金”を請求するようなイメージだね。
「手切れ金」というのは、普通はどういう場合に支払われるんですか?調べても、ボクにはよく分からなかったんですけど・・・。
ワトソン君には縁がないと思うww 日本は関係ない!統一おめでとう!韓国さようなら!