岡山県津山市の平均年齢42歳という異色のヒップホップクルー、PartyGunPaul。彼らの人生を追ったドキュメンタリー映画『REASON ~あの日、HIPHOPに憧れた少年たち~』が「TBSドキュメンタリー映画祭2025」で上映され、話題を呼んでいます。壮絶な過去、家族との葛藤、そしてそれでもラップを続ける理由とは?この記事では、映画『REASON』の魅力を余すことなくお伝えします。
熱い魂がぶつかり合う!映画『REASON』の見どころ
『REASON』は、前作『ダメな奴~ラッパー紅桜 刑務所からの再起~』の続編。前作で覚せい剤使用により服役したラッパー紅桜の復活劇を描いたのに対し、今作では紅桜が所属するPartyGunPaulのメンバーそれぞれの人生に焦点を当てています。
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人生の荒波を乗り越える男たちの物語
メンバーの中には、“西日本一の窃盗団”と呼ばれた過去を持つ49歳のラッパー4PRIDEなど、壮絶な人生を歩んできた者もいます。彼らを救ったのは、HIPHOPという表現手段でした。過酷な現実をラップで表現することで、彼らは生きがいを見出してきたのです。
家族と夢の狭間で葛藤する中年ラッパーたち
しかし、夢だけでは食べていけない現実も突きつけられます。アラフィフ、アラフォーとなった彼らには、守るべき家族がいます。解体業、ごみ回収業、コンビニ、配送業…早朝から深夜まで働きながら、それでもラップを続ける彼らの姿は、多くの人の心を揺さぶります。
映画『REASON』で描かれる”リアル”なHIPHOP
映画『REASON』は、単なる音楽ドキュメンタリーではありません。人生の苦悩、家族との絆、そして夢を追う情熱…様々な要素が絡み合い、観る者の心を深く揺さぶる人間ドラマとなっています。
LiLiCoも感動!映画祭アンバサダーのコメント
映画祭アンバサダーのLiLiCoも、「何が刺さったのか自分でも謎なくらい彼らの人間関係に感動」とコメント。紅桜の人生に触れ、「“許す”という事が生きていく中で大事」だと気づかされたと語っています。
監督の熱い想い:HIPHOPの歴史を未来へ繋ぐ
嵯峨祥平監督は、「彼らの意志を継いで子供世代がラッパーになっていたりするので、その歴史をこれからも撮影し続けたい」と語っています。PartyGunPaulの物語は、未来のHIPHOPシーンにも大きな影響を与えていくことでしょう。
夢を諦めない勇気をくれる、感動のドキュメンタリー
『REASON ~あの日、HIPHOPに憧れた少年たち~』は、夢を諦めないことの大切さを教えてくれる、感動のドキュメンタリー映画です。中年ラッパーたちのリアルな生き様は、きっとあなたの心に響くはずです。ぜひ劇場で、彼らの熱い魂に触れてみてください。