50代になると、人生経験も豊富になり、様々な悩みや不安を抱えることも少なくありません。夜寝る前に過去の出来事を思い出して眠れなくなったり、将来への漠然とした不安に駆られたり……。人生100年時代と言われる今、50代はまだまだ人生の折り返し地点。残りの人生をより豊かに、幸せに過ごすためにはどうすれば良いのでしょうか? 精神科医Tomy先生の著書『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』を参考に、50代からの人生を輝かせるヒントを探ってみましょう。
悩みの根源は「考えすぎ」にある
私たちは日々、様々なことを考えて生きています。フランスの哲学者パスカルは「人間は考える葦である」という言葉を残しましたが、考えることは必ずしも良いことばかりではありません。物事を深く考えることは問題解決に役立ちますが、漠然と将来のことや過去の出来事を考えすぎると、不安やストレスを増幅させ、かえって心を苦しめてしまうことがあります。
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幸せの鍵は「今」に集中すること
では、どうすれば悩みや不安から解放され、幸せな気持ちで毎日を過ごせるのでしょうか? その答えは、「今この瞬間」に意識を集中することです。例えば、食事をしている時は、目の前にある料理の味をじっくりと味わい、美味しいと感じること。天気の良い日は、太陽の光や爽やかな風を感じて、気持ちが良いと感じる。眠くなったら、素直に眠りにつく。このように、日常の些細な出来事に喜びを見出し、五感をフル活用して「今」を味わうことで、幸福度は大きく向上します。
これは近年、「マインドフルネス」と呼ばれる瞑想法にも通じる考え方です。マインドフルネスは、雑念を払い、今この瞬間に意識を集中することで、心の平静を保ち、ストレスを軽減する効果があるとされています。マインドフルネスの実践を通して、私たちは「考えすぎ」の悪循環から抜け出し、真の幸せへと近づくことができるのです。
五感を研ぎ澄まし「感じる」ことを大切に
お釈迦様は、外の世界に出て病人や老人を見て、人間の苦しみについて深く考え、悟りを開いたと言われています。悟りとは、様々な解釈がありますが、一つの見方として「考えすぎずに生きること」と言えるかもしれません。人生には、思い通りにいかないことや辛い出来事がつきものですが、それらに囚われすぎず、今この瞬間を大切に生きることが、真の幸せにつながるのではないでしょうか。
著名な料理研究家、佐藤先生も「料理は五感をフル活用する最高のマインドフルネス」と提唱しています。素材の香り、食感、彩り、そして一緒に食卓を囲む人との会話。これら全てを五感で感じ取ることで、私たちは「今」という瞬間をより豊かに、そして幸せに過ごすことができるのです。
50代からの新しいスタート
50代は、人生の後半戦をどう生きるかを考える大切な時期です。過去の経験を活かしつつ、新たな目標を設定し、チャレンジしていくことで、人生はより豊かで充実したものになるでしょう。 「考えすぎ」の癖を手放し、「今」に集中することで、50代からの新しいスタートを切ってみませんか?





