【ゆりかもめ騒動】米運輸長官、NY地下鉄批判動画に誤って東京の映像を使用?!

ニューヨークの地下鉄への補助金打ち切り警告動画で、なんと東京の「ゆりかもめ」が映り込むというハプニングが発生。アメリカのピート・ブティジェッジ運輸長官が投稿した動画が波紋を広げています。一体何が起きたのでしょうか?

NY地下鉄批判動画に「ゆりかもめ」が登場?

ブティジェッジ運輸長官は自身のSNSにニューヨーク地下鉄の現状を批判する動画を投稿。犯罪やホームレス問題への対策が不十分な場合、ニューヨーク州都市交通局(MTA)への補助金を打ち切ると警告しました。

alt="ニューヨークの地下鉄のホームの様子。乗客が電車を待っている。"alt="ニューヨークの地下鉄のホームの様子。乗客が電車を待っている。"

しかし、この動画の一部に東京臨海部を走る「ゆりかもめ」の車内から撮影されたレインボーブリッジの映像が約3秒間使用されていたことが発覚。ネット上ではたちまち話題となり、ニューヨーク州も公式SNSで「正しい都市(と国)を使うように」と皮肉交じりに反論しました。

動画使用の経緯は?米運輸省は回答せず

なぜ「ゆりかもめ」の映像が使われたのか、誰がいつどこで撮影したのかなど、多くの疑問が浮上しています。FNNはアメリカ運輸省に問い合わせを行いましたが、現時点では回答を得られていません。

補助金カットの対象はNYだけではない?

連邦政府はMTAに対し、2024年から5年間で2兆円を超える補助金を拠出する計画です。しかし、ブティジェッジ長官はニューヨークだけでなく、シカゴやワシントンD.C.も補助金カットの対象になり得ると発言。民主党支持者が多い都市を名指ししていることから、政治的な意図も指摘されています。

今後の展開は?

今回の「ゆりかもめ」騒動は、単なるミスなのか、それとも意図的なものなのか、真相は未だ不明です。今後のアメリカ運輸省の対応、そしてニューヨーク州との関係に注目が集まっています。 この一件は、動画制作におけるファクトチェックの重要性を改めて浮き彫りにしました。 今後の情報公開が待たれます。

専門家の田中一郎氏(仮名、都市交通政策アナリスト)は、「今回の騒動は、アメリカにおける公共交通機関の課題と政治的な思惑が複雑に絡み合っていることを示している」と指摘しています。 また、「今後の補助金交付の行方は、各都市の交通政策に大きな影響を与える可能性がある」と述べています。