立憲民主党の野田代表は２０日、２０２５年度予算案の成立後に衆院政治倫理審査会を開き、石破首相（自民党総裁）が商品券配布問題で弁明するべきだとの考えを改めて示した。訪問先の鳥取県倉吉市で記者団の取材に答えた。
野田氏は「参院予算委員会が終わった段階で政倫審の開催を要請し、首相に説明責任を求める」と語った。「岸田文雄・前首相も同じようなことが明らかになった。自民の政治文化だったのか含め聞いていかなければならない」とも強調した。
同市は首相の選挙区である衆院鳥取１区に含まれている。野田氏はこれに先立つ同市での講演で、「首相は誰よりも政治をただそうとする人で、『ミスター政治改革』としてリスペクトしていた分、残念だ。地元もがっかりしているのではないか」と語った。
