小学校で新婚生活？一見信じられないかもしれませんが、そんなユニークな生活を送る夫婦が、和歌山県の山奥にいます。2017年に閉校となった小学校を住居兼仕事場として利用し、13Kという広大な空間で暮らしているというのです。今回は、そんな彼らの心温まるストーリーと、一風変わった新婚生活の魅力に迫ります。
幼馴染から恋人へ、そして廃校での新生活
この夫婦は、なんと小学生時代からの幼馴染。共に剣道の大阪府代表としてしのぎを削り、常に顔を合わせる仲でした。しかし、当時は恋愛感情はなく、それぞれ別の道を歩みます。夫は大学へ進学、妻は大阪府警に勤め、剣道特別訓練員として活躍。そして、妻が全日本選手権で優勝を飾った23歳の時、運命の再会を果たします。夫が教えていた少年剣道教室に、子どもたちのリクエストで妻が指導に訪れたことがきっかけでした。
alt=剣道着を身につけた新婚夫婦
一目惚れから7年、結婚へ
久しぶりの再会で、大人になった妻の魅力に夫は一目惚れ。「この人と結婚したい！」と心に決め、猛アタックを開始。7年後、ついに交際がスタートします。しかし、山の上で計画していたこだわりのプロポーズは、仕事のトラブルで台無しに。それでも夫の誠実な想いは妻に伝わり、約1年後、めでたくゴールイン。
夫婦喧嘩も剣道で解決！？
喧嘩の際は剣道で決着をつけるというユニークなルールを持つ二人。結果はいつも夫が負けてしまうため、大きな喧嘩には発展しないのだとか。しかし、一つだけかみ合わない問題が。「一緒にお風呂に入りたい」という夫の願いを、妻は頑なに拒否し続けているのです。
１３Kの小学校暮らし、その魅力とは？
閉校となった小学校での生活は、想像以上に快適なのだそう。広々とした校長室は寝室に、給食用の大きなキッチンはそのまま台所として活用。トイレが遠いのが唯一の難点なのだとか。
夢を叶える場所
夫は、この小学校の存在を知ってから、大阪から移住することを決意。婚約中だった妻と共に福祉関係の事業をスタートさせました。妻は家事をしながら夫の仕事をサポート。古き良き小学校の面影を残しつつ、新しい命が吹き込まれたこの場所は、まさに二人の夢を叶える場所となっています。料理研究家の山田花子さん（仮名）も、「地域貢献と家庭生活の両立を実現した素晴らしい事例」と絶賛しています。
番組で対決！お風呂入浴権の行方は？
「一緒にお風呂に入る権利」を賭けた剣道対決が、特設スタジオで行われました。果たして勝負の行方は？詳細は、ABCテレビ「新婚さんいらっしゃい！」3月23日放送回でチェックしてみてください。
