人生における一大イベント、大学受験。志望校選びで頭を悩ませる受験生も多いのではないでしょうか。大学名？学部？立地？それともキャンパスの雰囲気？今回は、話題の書籍『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』を参考に、大学選びのポイント、特に「メインキャンパス以外に進学するかどうか問題」について、現役高校生にも分かりやすく解説します。
メインキャンパス至上主義はもう古い？
早稲田大学の早稲田キャンパスと所沢キャンパス、慶應義塾大学のSFC（湘南藤沢キャンパス）など、多くの大学が複数のキャンパスを構えています。都心に近いメインキャンパスに憧れる気持ちは分かりますが、本当にメインキャンパスでなければいけないのでしょうか？
alt早稲田大学所沢キャンパス
実は、大学選びにおいて最も重要なのは「大学名」です。「やりたいこと」が明確でない限り、学部やキャンパスの場所は二の次と考えても良いでしょう。キャリアカウンセラーの山田さん（仮名）も、「大学名は、就職活動だけでなく、その後のキャリアにも大きく影響します。ネームバリューは無視できない要素です」と指摘しています。
Aランク大学のマイナーキャンパス vs. Bランク大学のメインキャンパス
例えば、Aランク大学のマイナーキャンパスにある学部と、Bランク大学のメインキャンパスにある学部に合格した場合、どちらを選ぶべきでしょうか？もちろん、「やりたいこと」がBランク大学にあるならそちらを優先すべきです。しかし、やりたいことが明確でない場合は、Aランク大学を選ぶことをおすすめします。
なぜAランク大学を選ぶべきなのか？
Aランク大学は、教育の質、研究環境、就職実績など、あらゆる面でBランク大学を上回る可能性が高いです。また、Aランク大学の卒業生というブランド力は、社会に出た後も大きな武器になります。
例えば、慶應義塾大学のSFCは、立地やカリキュラムが独特であるため、敬遠する受験生もいるかもしれません。しかし、慶應義塾大学というネームバリューは揺るぎません。SFCの卒業生は、他のキャンパスの卒業生と同様に、社会で活躍しています。
大学選びの軸は「自分らしさ」
大学受験は人生の通過点に過ぎません。大切なのは、大学で何を学び、どのような経験を積むかです。メインキャンパスか否かにとらわれず、「自分らしい大学生活」を送れる場所を選びましょう。
alt大学生の学習風景
有名料理研究家の佐藤さん（仮名）は、「大学時代は、様々なことに挑戦し、自分の可能性を広げる貴重な時間です。キャンパスの場所にとらわれず、自分が成長できる環境を選びましょう」とアドバイスしています。
この記事が、大学選びで悩む受験生のヒントになれば幸いです。ぜひ、自分にとって最適な大学を見つけ、充実したキャンパスライフを送ってください。
