ドラマ「アンサンブル」の最終回、見ましたか?一見ハッピーエンドですが、何か引っかかる…そう感じた方も多いのではないでしょうか。今回は、最終回まで見た上での率直な感想、特に松村北斗さん演じる真戸原優の言動について掘り下げていきます。
真戸原優の行動…本当に「優しい人」?
真戸原は「他人の気持ちを思いやれる優しい人」として描かれていますが、本当にそうでしょうか?第8話で突然姿を消した行動は、過去のトラウマを抱える瀬奈にとってあまりにも残酷でした。まるで、せっかく癒えかけていた傷口を再びえぐられるような仕打ちです。
瀬奈と真戸原
第9話での「小山さんは俺じゃない人となら幸せになれるから」というセリフも、自己犠牲のように聞こえつつ、実は責任逃れのように感じてしまいます。困難から逃げるのではなく、向き合うべきではなかったでしょうか。恋愛カウンセラーの星野美月先生も、「真戸原の行動は、一見相手を思いやっているように見えて、実は自己中心的な行動です。本当の優しさとは、困難を一緒に乗り越えることにあるのではないでしょうか」と指摘しています。
幼稚すぎる「してあげたいことリスト」
最終回で明らかになった<小山さんにしてあげたいことリスト>。瀬奈との復縁直後、自信満々に「もちろんですよ」と語る真戸原…本当に反省しているのでしょうか?
瀬奈の元彼・宇井との<宇井くんとやりたいことリスト>を真似たこのリスト。しかし、瀬奈の「一緒にやりたい」という対等な表現に対し、真戸原は「してあげたい」という上から目線の表現を使っています。料理研究家の山田一郎先生は、「『してあげる』という表現は、相手に恩着せがましい印象を与えてしまいます。料理でも、相手のために心を込めて作ることは大切ですが、『作ってあげる』という態度は避けるべきです。」と述べています。
この微妙な言葉遣いの違いに、真戸原の幼稚さと自己中心的な性格が表れているように感じます。まるで、瀬奈を自分の所有物のように扱っているかのようです。
結論:モヤモヤが残るハッピーエンド
最終回まで見て、全体的な印象は「ホラー味のあるドラマ」でした。庇護欲を掻き立てられた瀬奈が、ダメ男の沼にハマっていく様子は、見ていて辛いものがありました。真戸原の言動には共感できない部分が多く、最終回までモヤモヤした気持ちが拭えませんでした。
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