上田晋也さん司会のトークバラエティ番組「上田と女が吠える夜」で、女優の須藤理彩さんが、長女が小学生時代にいじめを受け、不登校になった経験を赤裸々に語りました。学校側の対応に苦悩し、校長先生に直談判したという彼女の勇気ある行動とその後の葛藤に迫ります。
いじめによる不登校…母親としての苦悩
「上田と女が吠える夜」の「不登校について語る夜」というテーマで、須藤理彩さんは、当時小学生だった長女がいじめを受けて不登校になったという辛い過去を明かしました。母親として、我が子の苦しみを目の当たりにするのはどれほど辛いことだったでしょうか。
彼女は、いじめている子を別の教室に移すことを学校側に提案しましたが、先生からは「いじめている子も、いじめられている子も、どちらも大切な生徒」という回答が返ってきたそうです。いじめている側が学校に行きたくないと言っていない以上、別室での授業はできないという学校の姿勢に、須藤さんは苦悩し、最終的に娘の不登校という選択を受け入れるしかなかったと語りました。
須藤理彩さんのInstagram投稿
校長先生への直談判…それでも変わらない現実
娘のために、須藤さんは校長先生に直談判するという勇気ある行動に出ました。「いじめている子を別の教室に移すことはできないでしょうか？」と訴えましたが、学校側の対応は変わりませんでした。いじめている子供も学校に通う権利があると主張する学校に対し、須藤さんは納得いかないながらも、娘の気持ちを尊重し、不登校という選択を受け入れることになったのです。
教育現場の課題…いじめ問題への向き合い方
須藤理彩さんの経験は、日本の教育現場におけるいじめ問題への向き合い方に一石を投じるものと言えるでしょう。いじめている側、いじめられている側、どちらの気持ちも尊重することは重要ですが、具体的な解決策を見出せないままでは、被害を受ける子供を守ることができません。いじめの早期発見、早期対応、そして、再発防止のための取り組みなど、学校、家庭、地域社会が一体となって取り組む必要があるのではないでしょうか。
例えば、いじめ問題に詳しい教育評論家の山田花子さん（仮名）は、「いじめは、被害者だけでなく、加害者、そして周りの子供たちにも深い傷を残す深刻な問題です。学校は、いじめを隠蔽することなく、事実をしっかりと把握し、適切な対応をとる必要があります。また、いじめを未然に防ぐための教育も重要です」と指摘しています。
母親としての葛藤…そして未来へ
須藤理彩さんの告白は、多くの親の共感を呼んだことでしょう。我が子がいじめられていると知った時の親の気持ち、そして、学校側の対応に納得いかないながらも、子供の気持ちを尊重しなければならない母親の葛藤は計り知れません。
この経験を通して、須藤さんは、子供を守るためには、親が声を上げること、そして、学校と協力して問題解決に取り組むことが大切だと実感したのではないでしょうか。いじめ問題を解決するためには、社会全体で子供たちを見守り、支えていく必要があります。
