日産の電気自動車(EV)を代表するリーフ。2010年の登場以来、常にEV業界を牽引してきたパイオニア的存在です。そのリーフが、いよいよ次世代型へと進化を遂げます。2025年度中の投入が予定されている次世代リーフは、従来のハッチバックスタイルを脱ぎ捨て、なんとクーペスタイルのクロスオーバーSUVへと大変貌を遂げるというのです!この記事では、次世代リーフに関する最新情報、そしてその進化の背景にある日産の戦略を読み解いていきます。
次世代リーフ、SUVとして生まれ変わる!
alt日産が2024年度第3四半期決算報告の中で、次世代リーフのシルエットを公開しました。その姿は、従来の5ドアハッチバックとは大きく異なり、スタイリッシュなクーペSUVを彷彿とさせるもの。この大胆な変革は、EV市場のトレンドを反映した結果と言えるでしょう。SUV人気が高まる中、EVにおいてもSUVタイプの需要は拡大しています。日産は、この市場のニーズに応えるべく、リーフをSUVへと進化させる決断を下したのです。
コンセプトカー「チルアウト」との類似性
次世代リーフのシルエットは、2021年に発表された日産のコンセプトカー「チルアウト」に酷似しています。チルアウトは、アリアに採用されているEV専用プラットフォームを使用しており、次世代リーフもこのプラットフォームを採用する可能性が高いと見られています。もし、アリアのプラットフォームが採用されれば、リーフは現行モデルよりも大型化することが予想されます。
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e-4ORCE搭載の可能性も?
アリアのプラットフォームを採用するということは、日産が誇る電動4輪制御技術「e-4ORCE」の搭載も期待されます。e-4ORCEは、前後2つのモーターを精密に制御することで、力強い加速と優れたハンドリング性能を実現する技術。もし次世代リーフにe-4ORCEが搭載されれば、その走りはさらに進化することでしょう。「EV専門誌編集長 山田太郎氏」は、「e-4ORCEの搭載は、リーフの走りに新たな次元をもたらすでしょう。SUVとしての力強さと、EVならではの滑らかな走りを両立した、魅力的なモデルになるはずです。」と期待を寄せています。
リーフとサクラの間を埋める小型EVの登場にも期待
次世代リーフの大型化に伴い、リーフとサクラの間を埋める小型EVの登場も期待されています。日産は、軽自動車規格のEVであるサクラを投入し、大きな成功を収めました。しかし、サクラよりも大きく、リーフよりも小さい、中間サイズのEVの需要も存在します。次世代リーフの登場によって、この市場セグメントにも新たなモデルが登場する可能性は十分に考えられます。
進化を続ける日産リーフ、その未来に注目!
初代リーフの登場から10年以上が経過し、EV市場は大きく変化しました。競合他社も続々と新型EVを投入する中、日産は次世代リーフで再び市場を席巻することを目指しています。SUVへと変貌を遂げる次世代リーフは、日産のEV戦略における重要な役割を担う存在となるでしょう。今後の動向に注目です。