台湾で「風の谷のナウシカ」大ヒット! 初上映で興行収入1.6億円突破、限定ポスターも話題に

台湾で初めて劇場公開されたスタジオジブリの名作「風の谷のナウシカ」が、興行収入3500万台湾元(約1億6000万円)に迫る大ヒットを記録しています。公開初週から話題を呼んだ台湾限定ポスターや、週替わりで配布された来場者特典も人気の秘密を探ってみましょう。

ジブリ人気は台湾でも!「風の谷のナウシカ」初上映で大盛況

スタジオジブリ作品は台湾でも根強い人気を誇りますが、実は初期の作品の一部は劇場未公開でした。2021年から配給会社が未公開作品を含むジブリ作品の上映を開始し、今回「風の谷のナウシカ」が満を持しての初登場となりました。公開から25日までの興行収入は3500万台湾元(約1億6000万円)に迫り、ジブリ作品への変わらぬ人気を証明しています。台湾の映画評論家、林氏は「ナウシカの持つ普遍的なメッセージが、現代社会にも響いている」と分析しています。

台湾限定のナウシカポスター台湾限定のナウシカポスター

台湾限定ポスターが話題沸騰! 週替わり特典でファンを魅了

公開初週には、台湾の著名グラフィックデザイナー、ジョー・ファン(方序中)氏デザインの「王蟲」(オーム)のポスターが来場者特典として配布され、大きな話題となりました。王蟲の迫力ある姿と繊細なデザインが、台湾のジブリファンを魅了したのです。続く2週目、3週目にも異なるデザインの台湾限定ポスターが配布され、コレクター心をくすぐる仕掛けが施されています。映画グッズ専門店では、既にプレミア価格で取引されているとの情報も。

台湾のクリエイターとのコラボレーションで新たな魅力を発掘

台湾の配給会社は、著名クリエイターとのコラボレーションによる限定ポスター制作など、様々なプロモーション戦略を展開しています。こうした取り組みは、作品の魅力を新たな角度から発信するだけでなく、台湾の文化・芸術シーンとの融合も促しています。映画ジャーナリストの陳氏は「台湾のクリエイティブな才能とジブリ作品の世界観が融合し、相乗効果を生み出している」と高く評価しています。

今後のジブリ作品公開にも期待高まる!

「風の谷のナウシカ」の成功を受け、今後公開予定のジブリ作品への期待も高まっています。未公開作品の上映はもちろん、既に公開済みの作品のリバイバル上映なども検討されているとのこと。台湾のジブリファンにとって、ますます目が離せない状況が続きそうです。