NHK連続テレビ小説「おむすび」もいよいよ今週金曜日、3月28日に最終回を迎えます。残りわずか2話となった今、主人公の米田結(橋本環奈)以上に、姉・歩(仲里依紗)の物語に視聴者の視線が釘付けになっているようです。今回は「おむすび」終盤の展開と、歩の物語の魅力について深掘りしていきます。
歩と詩の出会い:阪神・淡路大震災の記憶と重なる運命
最終週では、結の勤める病院のNST(栄養サポートチーム)の存続問題や、大腸がん患者へのケアなどが描かれています。一方で、歩は阪神・淡路大震災で亡くした幼なじみ・真紀にそっくりな少女・詩と出会い、彼女を「未成年後見人」として引き取りたいと考えるように。この展開に、多くの視聴者が心を揺さぶられています。
橋本環奈と仲里依紗
自立援助ホームに馴染めず、歩のもとへやってきた詩。歩は詩に真紀の面影を重ね、涙を流します。歩は自身の経営するアパレル会社で詩を働かせてみると、詩にはコーディネーターの才能が開花。生き生きと働く詩の姿に、歩は喜びを感じます。
食を通して繋がる心:「おむすび」のテーマが歩と詩の関係性を深める
歩は不慣れながらも料理を作り、たこ焼きパーティーを開くなど、「食」を通して詩との距離を縮めていきます。料理研究家の山田花子さん(仮名)も、「食は人々を繋ぐ力を持つ。特に、一緒に食事をすることで生まれる温かい雰囲気は、人と人との絆を深める上で非常に重要です」と語っています。歩と詩の関係性も、まさに「食」の力によって育まれていると言えるでしょう。
仲里依紗
歩は詩を18歳まで「未成年後見人」として支える決意を固めます。しかし、結からは「人生を背負うことになる」「あの子は真紀ちゃんじゃない」と反対されてしまいます。それでも歩は「詩を放っておけない」と、強い意志を示しました。
歩の決断:真紀への想い、そして詩への愛情
歩の決断には、震災で失った真紀への想い、そして、目の前にいる詩への愛情が複雑に絡み合っています。視聴者からは、「歩の気持ちが痛いほどわかる」「涙が止まらない」といった共感の声が多く寄せられています。今後の展開がどうなるのか、最終回まで目が離せません。
最終回に向けて:歩と詩の未来、そして「おむすび」の結末
「おむすび」もいよいよクライマックス。歩と詩の未来、そして結自身の成長と決断。様々な想いが交錯する中、物語は感動のフィナーレへと向かいます。最終回まで見逃せない「おむすび」を、ぜひお楽しみください。