千葉県の森田健作知事は14日の定例記者会見で、台風15号の上陸翌日に公用車で向かった同県芝山町の住宅は自宅ではなく、別荘だったと同日発売の週刊文春が報じたことについて「千葉市内の知事公舎に住民票を置いているのは事実だが、私は(県内には)芝山町にしか家はない。知事の任期が終わって行く先は芝山町であり、だから自宅だ」と述べ、自宅との説明に問題はないとの認識を示した。
知事公舎に住民票を置いた理由については「法律的な住所は生活基盤のあるところに置くということで、何の問題もない」と説明した。
過去4回の知事選で残余金となった計約5千万円の使途が不明になっていると同誌が報じたことについても「私の政治活動に使っている。公職選挙法は選挙運動費用の残金の使途について特に規制を設けておらず、そういう意味で法令に従って(適切に)処理している」と主張した。