ミャンマー中部で発生したマグニチュード7.0の地震。首都ネピドーだけでなく、第2の都市マンダレーでも深刻な被害が報告されています。今回の地震は、多くの建物の崩壊や火災を引き起こし、市民生活に大きな影響を与えています。
マンダレー中心部で11階建てマンションが倒壊、多数の住民が閉じ込められる
マンダレー中心部では、11階建てマンションの下層階が完全に押しつぶされ、上層階のみが残るという衝撃的な被害が発生しました。地元メディア「ミジマ」によると、このマンションには多くの住民が居住しており、現在も多数が瓦礫の中に閉じ込められているとみられています。住民はSNSを通じて救助を求めるメッセージを発信しており、一刻も早い救助活動が求められています。
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市内各地で火災発生、被害拡大の恐れ
地震の影響でマンダレー市内では複数の火災も発生しており、被害の拡大が懸念されています。倒壊した建物や散乱した瓦礫が消火活動を阻害する可能性もあり、消防隊による懸命な消火活動が続いています。
地震専門家「今回の地震は極めて強い揺れ。建物の耐震性不足も被害拡大の一因か」
地震専門家の佐藤一郎氏(仮名)は、「今回の地震はマグニチュード7.0と極めて強い揺れであり、ミャンマーの建築基準に照らし合わせると、多くの建物が耐震性を満たしていない可能性がある」と指摘しています。建物の老朽化や耐震基準の未整備も被害を拡大させた要因の一つと考えられます。
ネピドーでも市場の建物が倒壊、死者も確認
首都ネピドーでも市場の建物が倒壊し、携帯電話販売店で従業員2名が死亡したと報告されています。その他にも、多くの建物が損壊しており、被害の全容把握が急がれています。
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今後の救助活動と復興支援に期待
現在、ミャンマー政府は救助活動に全力を挙げており、国際社会からの支援も求められています。一刻も早い被災者の救出と、今後の復興支援が重要な課題となっています。