韓国の人口減少:2072年には3600万人台に?少子高齢化の影と健康への懸念

韓国の人口減少問題が深刻化しています。2023年には出生数が9年ぶりに増加したものの、長期的には減少傾向が続いており、2072年には人口が3622万人まで減少する可能性があるという衝撃的な予測が発表されました。 この記事では、韓国の少子高齢化問題の現状と健康への影響について詳しく解説します。

出生数増加も明るい兆しはまだ遠く

2024年韓国の社会指標によると、2023年の韓国の総人口は5175万人。出生数は23万8300人、合計特殊出生率は0.75人と、2015年以来初めて増加に転じました。一見明るいニュースに思えますが、専門家はこの増加は一時的なものとみており、減少傾向を覆すには至らないと警鐘を鳴らしています。

韓国の子供たち韓国の子供たち

2072年には人口3600万人台へ 高齢化社会の到来

統計庁の予測によると、2072年には韓国の人口は3622万人まで減少するとされています。これは現在の約1500万人減という、大きな変化です。0〜14歳人口は6.6%、65歳以上人口は47.7%に達すると予測されており、高齢化社会の到来が現実のものとなります。

地方都市の人口減少も深刻な問題に

2052年時点で、前年比で人口が増加すると予測されているのは世宗市のみ。他のすべての市・道では人口減少が見込まれており、地方都市の衰退が懸念されています。地方経済の活性化と若者の地方移住促進が喫緊の課題となっています。

平均寿命は高いものの、健康習慣の悪化が懸念

韓国の平均寿命は83.5年とOECD加盟国中5位と高く、長寿国といえます。しかし、健康習慣の悪化傾向が懸念されています。19歳以上の喫煙率は18.5%、飲酒率は55.1%と増加傾向にあり、有酸素運動実践率と健康的な食生活実践率は減少しています。

健康寿命の延伸が重要課題に

長生きできる社会の実現には、健康寿命の延伸が不可欠です。食生活の改善、運動習慣の定着、禁煙・節酒など、国民一人ひとりが健康意識を高めることが求められています。韓国政府も国民の健康増進に向けた取り組みを強化していく方針です。 例えば、ソウル市では、公園での運動教室の開催や、健康に関する情報提供を積極的に行っています。「市民の健康は都市の活力につながる」と、パク・ヨンソン氏(仮名、ソウル市保健福祉局担当者)は語っています。

まとめ:少子高齢化と健康問題への対策が急務

韓国は少子高齢化という大きな課題に直面しています。出生数の増加は明るい兆しと言えるものの、人口減少と高齢化の進行を食い止めるには、より抜本的な対策が必要です。また、平均寿命が高い一方で健康習慣の悪化が懸念されており、健康寿命の延伸に向けた取り組みも重要です。これらの問題に効果的に対処していくことが、韓国社会の持続可能性にとって不可欠です。