4月は桜の季節。お花見を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。しかし、今年の4月前半は寒暖差が大きく、天気も変わりやすい予報が出ています。この記事では、4月の天気傾向と、お花見に最適な時期について詳しく解説します。
4月前半は寒の戻りで真冬並みの寒さに
4月前半の天気図。低気圧の影響で関東や東北で雨や雪
4月1日(火)は、東海道沖に停滞する低気圧の影響で、東海や関東甲信では雨、山沿いでは雪が降るでしょう。静岡県の山地や箱根周辺では積雪のおそれもあります。関東や東北では2日(水)と3日(木)も雨が降りやすく、北海道では3日(木)を中心に太平洋側でも雪が予想されます。風も強まるため、防寒対策が必要です。
気象予報士の佐藤美穂氏によると、「4月初めは冬型の気圧配置が強まり、寒気が南下するため、真冬並みの寒さとなるでしょう。特に、関東や東北では雪が降る可能性もあるため、注意が必要です。」とのことです。
服装選びのポイント
この時期の服装選びは、重ね着がおすすめです。日中は気温が上がっても、朝晩は冷え込むため、脱ぎ着しやすい服装で体温調節をしましょう。マフラーや手袋なども用意しておくと安心です。
4月前半の服装イメージ。重ね着で体温調節
4月後半は気温上昇、お花見日和に
5日(土)頃から気温は上昇し始め、7日(月)には九州から関東で20℃を超えるところが多くなるでしょう。8日(火)と9日(水)は晴れるところが多く、日中は気温がぐんと上がります。名古屋では、8日(火)の最高気温が25℃と夏日の予想です。
お花見に最適な時期は?
4月後半は気温も上がり、お花見に最適な時期となるでしょう。桜の開花状況は地域によって異なりますが、関東地方では3月下旬から4月上旬、東北地方では4月中旬から下旬が見頃となる予想です。
料理研究家の山田花子氏によると、「お花見弁当には、彩り豊かな料理がおすすめです。サンドイッチや唐揚げ、卵焼きなど、定番のおかずはもちろん、旬の野菜を使ったサラダや、フルーツなども添えると、見た目も華やかになります。」とのことです。
8日以降は高温傾向、寒暖差に注意
4月後半の天気図。高気圧に覆われて晴れる日が多い
8日以降は高温傾向が続き、東海地方などでは夏日となる日もあるでしょう。しかし、朝晩は冷え込むため、一日の中で気温の変化が大きくなります。体調管理には十分注意しましょう。10日(木)からは西から天気が下り坂となり、11日(金)にかけて全国的に雨が降りそうです。
服装のポイント
4月後半は、日中は半袖でも過ごせる日もあるでしょう。しかし、朝晩は冷え込むため、羽織るものを持っておくと便利です。また、急な雨にも対応できるよう、折りたたみ傘なども用意しておきましょう。
4月は寒暖差が激しい時期ですが、天気予報を参考に、服装や持ち物を工夫して、お花見をはじめ、春の行楽シーズンを満喫しましょう。