ダブリンの象徴、モリー・マローン像が観光客の「お触り」によって胸元を変色させている問題をご存知でしょうか?今回は、この問題に対する地元女子大生の取り組みと、モリー・マローン像の歴史的背景について詳しく解説します。
モリー・マローン像とは?その歴史と現状
モリー・マローン像は、1988年にダブリンのサフォーク通りに設置された銅像です。労働者階級の象徴として、地元の人々に愛されてきました。しかし、近年「像に触れると幸せになる」という言い伝えが広まり、世界中から観光客が訪れる人気スポットとなりました。その結果、多くの観光客による「お触り」によって、胸元が変色してしまうという問題が発生しています。
モリー・マローン像の胸元
女子大生の声:モリー・マローン像を守りたい!
地元女子大生のティリー・クリップウェルさんは、この現状に心を痛め、モリー・マローン像の保護活動に乗り出しました。彼女は路上ライブを行いながら、観光客に像に触れないよう呼びかけ、ダブリン市議会に対策を求めています。CNNのインタビューでは、「多いときは1時間に60人が像に触りに来る」と語り、この問題の深刻さを訴えました。
SNSキャンペーン「#LeaveMollymAlone」で保護を訴え
ティリーさんは、2024年2月にSNSキャンペーン「#LeaveMollymAlone(モリー・マローンに触れないで)」を開始。このキャンペーンを通じて、モリー・マローン像への敬意と保護の必要性を広く呼びかけています。彼女は、像に触れる行為は女性差別的だと批判し、モリー・マローンを嘲りの対象とする行為だと強く非難しています。
モリー・マローン像の未来:文化遺産を守るために
ティリーさんの活動は、単なる銅像の保護にとどまらず、文化遺産の尊重、そして女性への敬意を問う重要なメッセージとなっています。ダブリン市議会がどのような対策を講じるのか、今後の動向に注目が集まります。
モリー・マローン像
私たちにできること:観光マナーを見直そう
観光客一人ひとりがマナーを守り、文化遺産を尊重することが大切です。「幸運のため」という個人的な理由で、歴史的価値のあるモリー・マローン像を傷つけることは許されません。観光の際は、その土地の歴史や文化への理解を深め、責任ある行動を心がけましょう。